Ubuntu Touchニュース
「Ubuntu Touch」及び「Lomiri(旧名:Unity 8)」を開発している「UBports」では、「Ubuntu Touch Q&A」にて「Ubuntu Touch」や「Lomiri」の開発状況を紹介しています。いくつかピックアップします。
PinePhone UBports Community Edition
以前紹介したように「Ubuntu Touch」がプリインストールされた「PinePhone UBports Community Edition」の事前予約の受付が始まっています。発想は5月下旬が予定されています。
またSDカード経由で異なる互換OSを利用することも可能です。
Volla Phone
「UBports」は4月の初週に「Volla」とミーティングを行い、「Android 9」との互換性や「Anbox」の統合等に関し、話し合いが行われました。「Volla Phone」に関する情報は、以下を参照してください。
Hallium 9
「Hallium 9」は、「Ubuntu Touch」やその他のOSを「Android 9」上のデバイスで動作させるためのプロジェクトです。現在の状況は、「sensorfw」を使用するセンサー含め、基本システムの大部分が動作するようになりました。
また「Bluebinder」がインストールされており、「Bluetooth」が動作します。
通話接続は、まだ音声がありません。
Ubuntu Touchが移植されたデバイス一覧の更新作業
「Ubuntu Touch」が移植されたデバイス一覧ページの更新作業が行われています。まだ一部の新しいデバイスは、一覧に加えられていません。
Anbox
「Anbox」の利用に、多くのデバイスでカーネルの更新が必要になっています。コアアプリケーションのローカライズ
ローカライズ(日本語対応など特定の地域に最適化すること)の状況が思わしくなく、コアアプリケーションやインジケーターのUXが低下しています。ローカライズ作業を行ってくれる多くのボランティアが必要です。
特にキーボードやテキストの補完など、言語地域固有の事情に深い知識を持っている人は、ローカライズ作業に参加すると良いでしょう。
Ubuntu Touch OTA-12
「Ubuntu Touch OTA-12」は、「Ubuntu Touch」の次期アップデートです。「Ubuntu Touch OTA-12」安定版のリリースが迫っています。
外部ディスプレイ対応の修正が行われ、「Libertine keyboard」及びピンクカラーの不具合が修正されました。
また「File Manager」はログインの問い合わせに対応しました。
まだいくつかのテストを実施する必要がありますが、「Ubuntu Touch OTA-12」のリリースに向け作業が行われています。
Ubuntu Touchとは
「Ubuntu Touch」は、スマートフォンやタブレットなどモバイルデバイス向けに最適化されたOSです。ユーザーのプライバシーと自由を尊重したOSです。
「Ubuntu Touch」は「Ubuntu」ベースのOSであり、「UBports」コミュニティーにより開発が行われています。
外部ディスプレイとキーボード、そしてマウスをモバイルデバイスに接続すれば、UIがデスクトップ向けのUIに変化し、デスクトップとして活用することもできます。
つまり1つのモバイルデバイスで、モバイル環境とデスクトップ環境を利用することができます。
「Ubuntu Touch」がサポートしているデバイスや、各デバイスで利用可能な機能及び制限は、以下を参照してください。