Ubuntu Touchニュース
「Ubuntu Touch」及び「Lomiri(旧名:Unity 8)」を開発している「UBports」では、「Ubuntu Touch Q&A」にて「Ubuntu Touch」や「Lomiri」の開発状況を紹介しています。いくつかピックアップします。
Ubuntu Touch OTA-12
現在「Ubuntu Touch OTA-12」RC版がリリースされており、「Ubuntu Touch OTA-12」の安定版リリースに向け、テストが実施されています。「Ubuntu Touch OTA-12」は、2020年5月6日にリリースされる予定です。
日本時間では+1日程度見ておきましょう。
「Ubuntu Touch OTA-12」ではスコープがなくなるなど、UXに変化があります。
また音楽再生中にスクリーンをタッチしても反応しない不具合が修正されています。
Halium 9/Pixel 3a/Sony Xperia X Performance
「Halium 9」で新しい「GSI」が開発され、デバイスの振動機能がサポートされました。「Pixel 3a」は、「MediaHub」を通じてオーディオを再生できるようになりました。
ギャラリー内の動画サムネイルが正常に描画されるようになり、デバイスのカメラは修正版「gstreamer droid」パッケージにより、現時点で写真だけですが動作するようになりました。
加えて「NFC」も動作するようになりました。
新しいデバイス向けのパッケージと古いデバイス向けの2種類のパッケージがあります。
新しい「Halium」ビルドに向け、「Debian」のパッケージングとシステム設定の対応作業が行われています。
Sony Xperia X Performanceがコミュニティーデバイスに
「Sony Xperia X Performance」が「UBports」のコミュニティーデバイスとなりました。このデバイスのコードネームは「Dora」であり、「Xperia X」と異なるデバイスです。
「Ubuntu Touch」をインストールする「UBports Installer」は本デバイスにに対応しましたが、新しく追加された他のデバイスと同様にインストーラーを使用する前に調整作業が必要になります。
コミュニティーチャンネルが利用可能に
コミュニティーチャンネルの正常な動作が確認されました。これによりコミュニティーデバイスでもコアデバイスと同様に、システム設定からOSをアップデートできるようになりました。
Ubuntu Touchとは
「Ubuntu Touch」は、スマートフォンやタブレットなどモバイルデバイス向けに最適化されたOSです。ユーザーのプライバシーと自由を尊重したOSです。
「Ubuntu Touch」は「Ubuntu」ベースのOSであり、「UBports」コミュニティーにより開発が行われています。
外部ディスプレイとキーボード、そしてマウスをモバイルデバイスに接続すれば、UIがデスクトップ向けのUIに変化し、デスクトップとして活用することもできます。
つまり1つのモバイルデバイスで、モバイル環境とデスクトップ環境を利用することができます。
「Ubuntu Touch」がサポートしているデバイスや、各デバイスで利用可能な機能及び制限は、以下を参照してください。