Ubuntu 20.10 その5 - GCC 10がデフォルトに

GCC 10がデフォルトに

現在開発中の「Ubuntu 20.10」では、デフォルトの「GCC」が「GCC 10」になりました。

• GCC 10 now the default gcc in groovy

GCC 10への移行

2020年7月24日に「GCC 9」から「GCC 10」への移行が行われました。
同様にアップストリームの「Debian」でも「GCC 10」への移行が行われています。

「Ubuntu」ではソフトウェアのデフォルトのコンパイラーに「GCC」を採用しており、「GCC 9」から「GCC 10」への移行により、ビルドが通らなくなるソフトウェアもあります。
これらの対応作業が行われています。

また現在「Ubuntu 20.10」では「Qt 5.14.2」や「binutils 2.35」の採用など、ソフトウェアのアップデートも行われています。

Ubuntu 20.10

「Ubuntu 20.10」は「Ubuntu 20.04 LTS」の次のリリースとなる通常リリース版の「Ubuntu」です。
「Ubuntu 20.04 LTS」と異なりサポート期間は9ヶ月になります。
「Ubuntu 20.10」は、2020年10月22日にリリースが予定されています。
（日本時間では+1日程度ずれ込む）

• Ubuntu 20.10の開発コードとリリーススケジュール 

 
また現在開発中の「Ubuntu 20.10」のデイリービルドのディスクイメージは、以下を参照してください。

• デイリービルドのディスクイメージが利用可能に・ディスクイメージのダウンロード