すべてのインストールメディアでブートローダーにGRUB 2を採用
「Ubuntu 20.10」では、すべてのインストールメディアでブートローダーに「GRUB 2」が使用されます。インストールメディア
インストールメディアとは、ライブUSBメモリーなど「Ubuntu」のインストールや試用に利用するメディアのことです。「BIOS」で「Ubuntu」をインストールメディアから起動する場合、ブートローダーに「SYSLINUX」を使用しています。
この時「GFXBOOT」と組み合わせて起動しています。
「UEFI」で「Ubuntu」をインストールメディアから起動する場合、ブートローダーに「GRUB 2」を使用しています。
すべてのインストールメディアでGRUB 2を使用
今後はすべてのインストールメディアで、ブートローダーに「GRUB 2」を使用します。これにより「BIOS」や「UEFI」の違いに関係なく、ユーザーは「Ubuntu」の起動プロセスで同じ使い勝手を得られます。
すべての環境で同じ「grub.cfg」が使用されるようになり、同じ内容のOSのブートメニューが表示され、同一のカーネルオプションが使用されるようになります。
またインストーラーはOSをインストールした環境に近い振る舞いになります。
インストーラーや「Plymouth」及びそのテーマに何ら変更はありません。