Build 20211のWSLに関する変更点
2020年9月10日にリリースされた「Build 20211」の「WSL」に関する変更点の紹介です。リリースノート
変更点の詳細は、リリースノートを参照してください。WSLの機能改善や変更
「WSL」に関する機能改善や変更です。1.Linuxのファイルシステムをマウント可能に
PCに接続されているストレージ上に配置されているLinuxのファイルシステムをマウントできるようになりました。マウントされたLinuxのファイルシステムは、「WSL 2」及び「Windows」からアクセス可能です。
本機能の詳細は、以下を参照してください。
2.圧縮されたVHDファイルのサポート
圧縮されたVHDファイルがサポートされました。これにより改善する問題は、以下を参照してください。
3.インストール可能なLinuxディストリビューション一覧を表示可能に
以下の「wsl」コマンドでインストール可能なLinuxディストリビューション一覧を表示する機能が追加されました。
wsl --install --list-distributions
4.WSLインスタンスの終了
ユーザーのログオフ時に「WSL」インスタンスが終了するようになりました。WSLの不具合修正
「WSL」に関する不具合の修正です。1.LxssManagerがクラッシュする不具合の修正
「VM」がアイドル状態かどうかをチェックする時に「LxssManager」サービスがクラッシュする不具合が修正されました。これにより改善する問題は、以下を参照してください。
2.Linuxのユーザーモードライブラリーが維持されるように修正
「c:\windows\system32\lxss\lib」にインストールされているLinuxのユーザーモードライブラリーが、OSアップグレード時にも確実に維持されるように修正されました。これにより改善する問題は、以下を参照してください。
WSLとは
「WSL」は、「Windows」上でLinuxバイナリーを動作させるための仕組みです。「Windows」上で「Ubuntu」や「openSUSE」などLinux環境を構築し、「Windows」からLinuxの実行ファイルを利用することができます。
Ubuntuのインストール方法
「WSL」及び「Ubuntu 20.04 LTS」のインストール方法は、以下を参照してください。「Ubuntu 18.04 LTS」もインストール可能です。
Microsoft Store
その他「Microsoft Store」からインストール可能なLinuxディストリビューションは、以下のリンク先を参照してください。- Ubuntu 16.04 LTS
- Ubuntu 18.04 LTS
- Ubuntu 20.04 LTS
- openSUSE Leap 15.1
- SUSE Linux Enterprise Server 12 SP5
- SUSE Linux Enterprise Server 15 SP1
- Kali Linux
- Debian GNU/Linux
- Fedora Remix for WSL
- Pengwin
- Pengwin Enterprise
- Alpine WSL