Linux その77 - Linux向けMicrosoft Edge Dev版がリリースされました・Microsoft Edge Dev版をインストールするには

Linux向けMicrosoft Edge Dev版がリリースされました

2020年10月20日、Linux向けMicrosoft Edge Dev版がリリースされました。

• Introducing Microsoft Edge preview builds for Linux

サポートするLinuxディストリビューション

今回リリースされたLinux向けMicrosoft Edge Dev版では、以下のLinuxディストリビューションがサポートされています。

• Ubuntu
• Debian
• Fedora
• openSUSE

毎週リリース

Linux向けMicrosoft Edge Dev版は、他OS向けのDev版と同じポリシーに基づき、毎週ビルドがリリースされる予定です。

機能の制限

初期リリースは、主にLinux上でサイトやアプリの構築やテストを行いたい開発者をターゲットにしています。
開発者向けの機能は他OS向けのMicrosoft Edgeと同様の機能を提供しています。

その一方で一部のエンドユーザー向けの機能やサービスは、まだ完全には提供されていません。
例えばMicrosoftアカウントやAADアカウントでMicrosoft Edgeにサインインする機能は提供されておらず、ローカルアカウントのみがサポートされています。
また設定やブックマークの同期など、サインインが必要なサービスも利用できません。

これらの機能は将来のリリースでサポートされる予定です。

インストール方法は2種類

Linux向けMicrosoft Edge Dev版のインストール方法には、以下の2種類の方法があります。

1. パッケージをダウンロードしてインストール
2. ユーザーが手動でリポジトリーを追加してインストール

特に理由がなければ「1.」の方法でインストールすると良いでしょう。
「2.」の方法でインストールする場合は、以下を参照してください。

• Linux Software Repository for Microsoft Products

Microsoft Edge Dev版をインストールするには

「Ubuntu 20.04 LTS」にMicrosoft Edge Dev版をインストールする方法です。

1.パッケージのダウンロード

以下のサイトをブラウザーで開き、Devチャンネルから「deb」パッケージをダウンロードします。

• Microsoft Edge Insider Channels

2.Ubuntuソフトウェアの起動

ダウンロードしたdebパッケージをダブルクリックして「Ubuntuソフトウェア」を起動します。

3.インストール

以下のように「Ubuntuソフトウェア」が起動するので、「インストール」ボタンをクリックします。

4.Microsoft Edge Devの起動

「アクティビティ」を開き以下のようにMicrosoft Edge Devを検索します。
Microsoft Edge Devが見つかるので「Microsoft Edge (dev)」をクリックします。

5.Microsoft Edge Dev

以下のようにMicrosoft Edge Dev版が起動します。


まだDev版ですが動作も軽快ですし、Microsoft Edge Dev版を試してみてはいかがでしょうか。