Ubuntu Touch OTA-18も小規模な変更に
先ほど紹介した通り2021年5月12日に「Ubuntu Touch OTA-17」がリリースされました。「Ubuntu Touch OTA-17」は「Ubuntu Touch」の最新アップデートです。
開発チームは移行作業に注力している
リリース情報の中でも紹介されていますが、現在開発チームは「Ubuntu Touch」のベースOSを「Ubuntu 16.04 LTS」から「Ubuntu 20.04 LTS」へ移行させる作業に注力しています。そのため「Ubuntu 16.04 LTS」ベースの「Ubuntu Touch」では開発コストを抑えるため、安定性向上に注力した取り組みが行われています。
言い換えれば大規模な新機能の実装等は行われず、機能の改善や改良が主な変更点になります。
次もUbuntu 16.04 LTSベースでリリース
次のアップデートである「Ubuntu Touch OTA-18」も「Ubuntu 16.04 LTS」ベースの「Ubuntu Touch」になります。ですので「Ubuntu Touch OTA-18」も「Ubuntu Touch OTA-17」のように、小規模な機能の改善や改良が主な変更点になります。
しかし「Ubuntu Touch OTA-17」と同様にユーザーにとって価値のあるアップデートになるでしょう。
Ubuntu 20.04 LTSベースのUbuntu Touch
「Ubuntu 20.04 LTS」へ移行させる作業では大きな進捗があり、すでに目に見える成果が得られています。「Ubuntu Touch」ではデスクトップシェルに「Lomiri(旧名:Unity 8)」を採用しています。
現在開発中の「Ubuntu 20.04 LTS」ベースの「Ubuntu Touch」では「Lomiri」を起動できるようになっており、「Lomiri」でアプリを起動して表示できるようになりました。
またユーザーセッションで起動する「systemd」経由でアプリを起動することも可能になっています。