Ubuntu 21.04のLinux KernelとXスタック
先日紹介した通り「Ubuntu 20.04.3 LTS」がリリースされました。新しいLinux KernelとXスタック
「Ubuntu Desktop 20.04.3 LTS」では「Ubuntu 21.04」で採用されている「Linux kernel」と「Xスタック」を採用しています。「Ubuntu Desktop 20.04.3 LTS」をクリーンインストールした環境はもちろんのこと、以前の「Ubuntu Desktop 20.04 LTS」からアップデートした環境でも、デフォルトで「Ubuntu 21.04」で採用されている「Linux kernel」と「Xスタック」がインストールされます。
言い換えれば「ソフトウェアの更新」でソフトウェアをアップデートしていれば、自動的に「Ubuntu 21.04」で採用されている「Linux kernel」と「Xスタック」がインストールされます。
ハードウェアのサポートを改善するため
この取り組みは新しいハードウェアのサポートを改善するために実施されている取り組みです。詳細は以下を参照してください。
この取り組みによりユーザーは、長期サポートの恩恵を受けつつ新しいハードウェアも利用できるようになります。
Ubuntu 20.04.3 LTSにアップデートするには
「Ubuntu 20.04.3 LTS」にアップデートするには、「ソフトウェアの更新」を起動してソフトウェアをアップデートしてください。PCの再起動を促されたら、PCを再起動しましょう。
Ubuntu 20.04.3 LTSにアップデートされているか確認するには
「Ubuntu 20.04.3 LTS」にアップデートされているか確認するには、「端末」から以下のコマンドを実行します。
lsb_release -d
以下のように「Ubuntu 20.04.3 LTS」と表示されていればOKです。
Ubuntu 21.04のLinux KernelとXスタックがインストールされているか確認するには
「ソフトウェアの更新」でソフトウェアをアップデートすれば、自動的に「Ubuntu 21.04」で採用されている「Linux kernel」と「Xスタック」がインストールされるため、ユーザー側で特に追加作業は必要ありません。ここでは「Linux kernel」と「Xスタック」の確認方法を紹介します。
1.Linux Kernelのバージョン確認
「端末」を起動し、以下のコマンドを実行します。
uname -r
「5.11.0・・・」と表示されればOKです。
もしこのバージョンになっていない場合、「GRUB」のブートメニューで「Linux 5.11」が選択されているか確認してください。
2.Xサーバーのバージョン確認
「端末」を起動し、以下のコマンドを実行します。
/usr/lib/xorg/Xorg -version
最初の行に「X.Org X Server 1.20.11」と表示されていればOKです。
以上で確認は完了です。