Snap版Ubuntu Accomplishments登場
2021年11月23日、Snap版「Ubuntu Accomplishments」が登場しました。Ubuntu Accomplishments
「Ubuntu Accomplishments」はユーザーのコミュニティーでの活動や成果など貢献実績をトロフィーで表現する仕組みです。ユーザーは特定の実績を満たすと、その実績に応じたトロフィーを獲得できます。
トロフィーの確認
Snap版「Ubuntu Accomplishments」は獲得したトロフィーを表示するクライアントアプリです。新しく作り直されたアプリ
元々deb版「Ubuntu Accomplishments」が開発され提供されていましたが、2013年に「Ubuntu Oneファイル同期サービス」が終了し、そのサービスを利用して動作していたdeb版「Ubuntu Accomplishments」の開発も同時期に終了しました。Snap版「Ubuntu Accomplishments」は新しく作り直されたアプリであり、「Ubuntu Oneファイル同期サービス」を使用せずに動作するようになっています。
またサーバーサイドのコンポーネントは「Dart」を使用して開発されており、クライアント側のアプリは「Flutter」と「Dart」を使用して開発されています。
βリリース
deb版「Ubuntu Accomplishments」が実装していた機能の一部はまだSnap版「Ubuntu Accomplishments」では未実装ですが、トロフィーの一覧表示など基本的な機能は動作するようになっています。現在Snap版「Ubuntu Accomplishments」は「snapd」のβ機能を利用しており、Snap版「Ubuntu Accomplishments」をインストールする前に手作業による準備作業が必要になります。
また現時点でSnap版「Ubuntu Accomplishments」自身もβリリースです。
詳細は上記アプリの紹介ページを参照してください。
補足
「Ubuntu Accomplishments」はユーザーに目に見える形で貢献実績を評価・表現する仕組みですが、何も「Ubuntu Accomplishments」によるトロフィーの獲得だけが貢献ではありません。「Ubuntu Accomplishments」は何かしら「Ubuntu」に貢献したいユーザーに貢献の種類や形を提示する一つの指標であり、トロフィーで表現されないコミュニティーに対するユーザーの取り組みや成果もまた同様に貢献になります。
「Ubuntu Accomplishments」は「Ubuntu」に貢献したいが何をしたら良いのか分からないユーザーに貢献への道標を提供し、貢献のハードルを下げることができます。