Ubuntu Frameがオンスクリーンキーボードに正式に対応
2021年12月18日、「Ubuntu Frame」がオンスクリーンキーボードに正式に対応しました。Ubuntu Frameとは
「Ubuntu Frame」の紹介は、以下を参考にしてください。また「Ubuntu Frame」の説明は、以下を参照してください。
オンスクリーンキーボード
今回「Ubuntu Frame」が公式にサポートしたオンスクリーンキーボードは、「Squeekboard」ベースで開発されている「ubuntu-frame-osk」です。「ubuntu-frame-osk」は今まで何度か紹介されているため、記憶に新しい方も多いでしょう。
タッチスクリーンを搭載したデバイスなど、画面上で入力機能が必要なデバイスで活用できるでしょう。
アプリ側のサポートも必要
アプリ側にもオンスクリーンキーボードのサポートが必要になります。アプリがオンスクリーンキーボードをサポートするには、以下のプロトコルをサポートしている必要があります。
- zwp_text_input_v3
「GTK」ベースのアプリや「Firefox」、「wpe-webkit-mir-kiosk」はこのプロトコルをサポートしています。
残念ながら現状「Qt」はこのプロトコルをサポートしておらず、対応待ちになっています。
また「ARM64」向けの「wpe-webkit-mir-kiosk」には以下の不具合があり、現在修正待ちになっています。
1.Ubuntu Frameのインストール
「Ubuntu Frame」は以下からインストールできます。安定版や開発版など複数のチャンネルが利用できるますが、どのチャンネルの「Ubuntu Frame」でもオンスクリーンキーボードをサポートしています。
また上記ページに「Ubuntu Frame」のセットアップ方法も記述されているので、それを参考にしながら「Ubuntu Frame」をセットアップしておきます。
以下のコマンドで「Ubuntu Frame」をインストールすることも可能です。
snap install ubuntu-frame
Ubuntu Frameをアップデートするには
すでに「Ubuntu Frame」をインストールしている場合、以下のコマンドを実行すれば手動で「Ubuntu Frame」をアップデートできます。
sudo snap refresh ubuntu-frame
2.オンスクリーンキーボードのインストールとセットアップ
次にオンスクリーンキーボードをインストールします。2-1.ubuntu-frame-oskのインストール
以下から「ubuntu-frame-osk」をインストールします。以下のコマンドで「ubuntu-frame-osk」をインストールすることも可能です。
sudo snap install ubuntu-frame-osk
2-2.インターフェースの接続
クラシックシステム上で「Snap」を利用している場合(Ubuntu Coreではない場合)、以下のコマンドを実行しインターフェースを接続します。
snap connect ubuntu-frame-osk:wayland
2-3.ubuntu-frame-oskの起動
クラシックシステム上で「ubuntu-frame-osk」をデーモンとして起動する場合、以下のコマンドを実行します。sudo snap set ubuntu-frame-osk daemon=true
「Ubuntu Core」上では自動的に上記の処理が行われます。
もしくはデーモンとして起動しない場合、以下のコマンドを実行し「Ubuntu Frame」を手動で起動することもできます。
ubuntu-frame-osk
2-4.オンスクリーンキーボードからの入力
後はアプリ上でテキストフィールドをクリックすれば、オンスクリーンキーボードが表示されるようになります。2-5.その他様々な設定
その他オンスクリーンキーボードに対する様々な設定は、以下リンク先の「Configuration」を参照してください。注意事項等も上記リンク先を参照してください。