GNOME Connectionsに変更する提案
現在開発中の「Ubuntu 22.04 LTS」にて、リモートデスクトップアプリを「Remmina」から「GNOME Connections」に変更する提案が行われています。Remmina
「Remmina」は現在「Ubuntu」で採用しているリモートデスクトップアプリです。「Ubuntu」では10年前からリモートデスクトップアプリに「Remmina」を採用しており、馴染み深い方も多いでしょう。
「Remmina」は標準インストールでプリインストールされるようになっています。
GNOME Connections
「GNOME Connections」は「GNOME」が開発しているリモートデスクトップアプリです。シンプルなUIを提供しており、すぐに慣れるでしょう。
GNOME Boxesとリモートデスクトップ
元々「GNOME Boxes」がリモートデスクトップの機能を有していました。しかし「GNOME Boxes」からリモートデスクトップ機能が削除・分離されました。
そして「GNOME 41」から「GNOME Connections」がGNOMEコアアプリケーションになりました。
対応プロトコル
現在「GNOME Connections」では、以下のプロトコルに対応しています。- RDP
- VNC
ただ将来的に以下のプロトコルもサポートされる予定です。
- SPICE
- SSH
GTK 3対応とGTK 4対応
現在「GNOME Connections」は「GTK 3」で開発されています。GNOMEコアアプリケーションということもあり、将来的に「GTK 4」に移行します。
しかし「GTK 4」版「GNOME Connections」は、「GNOME 42」及び「Ubuntu 22.04 LTS」には間に合わない予定です。
フィードバックを
というわけでリモートデスクトップを「GNOME Connections」へ変更することに対し、フィードバックが求められています。「Remmina」は後からインストールして利用することもできますし、そもそも「Ubuntu」の最小インストールでは「Remmina」はインストールされていません。
GNOME Connectionsをインストールするには
「GNOME Connections」はすでに「Ubuntu 21.10」で利用可能です。「Ubuntu 21.10」で利用可能な「GNOME Connections」にはいくつか不具合がありますが、それらの不具合は「Ubuntu 22.04 LTS」で利用できる「GNOME Connections」で解消されているでしょう。
試しに利用してみてはいかがでしょうか。