Ubuntu公式ロゴのデザイン変更
2022年3月16日、Ubuntu公式ロゴのデザイン変更がアナウンスされました。新ロゴの紹介動画
新ロゴの紹介動画は以下を参照してください。Circle of Friends
このUbuntu公式ロゴは、「Circle of Friends」と呼ばれています。今回の件も含め今まで3回ロゴのデザインが変更されています。
昔から「Ubuntu」を利用しているユーザーからすれば、初代ロゴ(Version 1)に馴染みや懐かしさを感じることでしょう。
今も含め「Ubuntu」が台頭してきた時代から「Ubuntu」を利用しているユーザーには、2代目のロゴ(Version 2)が一番馴染み深いでしょう。
そして「Ubuntu 22.04 LTS」でこのロゴのデザインが「Version 3」変わります。
コミュニティーが主役である
「Circle of Friends」の名が示すとおりUbuntu公式ロゴは、友や人々の和を表しています。円上にある丸い円は友を表し、周辺にある曲線はそのつながりを表しています。
また自由や信頼、人々の協調といった意味が含まれています。
人々が手を取り合う様を上部から見た構成だと思えば分かりやすいでしょう。
「Ubuntu」の後ろ盾として営利法人である「Canonical」が存在していますが、「Canonical」は「Ubuntu」の開発やコミュニティーを支援する後方支援を担っています。
「Ubuntu」はユーザーも含めコミュニティーが主役であり、コミュニティーが主体的に取り組んでいるプロジェクトです。
そしてその取り組みの積み重ねが、現在の人気や巨大なユーザーベースの実現に結びついています。
「Ubuntuは楽」「Ubuntuなら簡単にできる」「日本語に対応している」など、特にカジュアルユーザーが当たり前のように感じている機能や出来事の背景には、様々な人々(コミュニティー)の取り組みがあり、そう言われるのはその取り組みによる成果の1つでしょう。
もちろん「Ubuntu」のアップストリームである「Debian」、そして「GNOME」や「Linux kernel」といったアップストリームの取り組みにも目を向ける必要があります。
ユーザーは「Debian」「Ubuntu」そして「Linux Mint」など各Linuxディストリビューションで線を引いてしまいがちですが、それぞれには繋がりのある取り組みがあります。
カジュアルユーザーが直接意識する機会は少ないかもしれませんが、各プロジェクトの取り組みに関心を寄せてみてはいかがでしょうか。