Ubuntu 22.04 LTSのライブUSBメモリーを作る方法
Windows/Linux/macOSでPC向け「Ubuntu 22.04 LTS」のライブUSBメモリーを作る方法を紹介します。ライブUSBメモリー
ライブUSBメモリーは「Ubuntu Desktop」の試用やインストールに使用するUSBメモリーです。「Windows」で言うところのインストールメディアに相当するものです。
ここでは「balenaEtcher」を利用してライブUSBメモリーを作成する方法を紹介します。
補足事項
注意・補足事項です。1.8GB以上のUSBメモリーを
USBメモリーの容量は最低でも8GiB以上必要です。推奨は12GiB以上です。
2.データはすべて消える
ライブUSBメモリーの作成にあたり、USBメモリー内のデータはすべて削除されます。事前に重要なデータがUSBメモリー内にないか確認しておくと良いでしょう。
3.USB 3.0以降がお勧め
PC側のUSBポートが「USB 3.0」以降に対応しているなら、USBメモリーもそれに合わせて「USB 3.0」以降に対応したUSBメモリーを用意すると良いでしょう。「USB 2.0」と異なりパフォーマンスが向上するため、ライブUSBメモリーの作成や「Ubuntu」のインストールにかかる時間を短縮できます。
PC側が「USB 3.0」に対応していてもUSBメモリーが「USB 2.0」対応だった場合、「USB 2.0」として動作するため注意してください。
またUSBメモリーが「USB 3.0」に対応していてもUSBメモリー自身の性能(読み書きの性能)が低い場合、十分なパフォーマンスが出ない可能性があります。
もちろん「USB 2.0」でもライブUSBメモリーを作成可能です。
4.balenaEtcherはクロスプラットホームに対応
「balenaEtcher」はクロスプラットホームに対応しており、以下のOSで利用できます。- Windows
- Linux
- macOS
5.他バージョンやフレーバーのライブUSBメモリーも作成可能
「Ubuntu 20.04 LTS」など「Ubuntu」の他バージョンや、「Xubuntu」といったフレーバーやリミックスも同手順でライブUSBメモリーを作成でできます。「Linux Mint」や「Clonezilla」など「Ubuntu」系のLinuxディストリビューションも同様です。
6.その他
事前にUSBメモリーをPCに接続し、USBメモリーが認識されていることを確認しておきましょう。USBメモリーはライブUSBメモリー作成時にフォーマットされるので、事前にフォーマットしておく必要はありません。
ライブUSBメモリーの作成
それではライブUSBメモリーを作りましょうここでは例として「Ubuntu 20.04 LTS」上でライブUSBメモリーを作成します。
他OSでもやることは同じです。
1.balenaEtcherのダウンロード
以下の公式サイトから「balenaEtcher」をダウンロードします。ページ上方にある「Download」ボタンから「balenaEtcher」をダウンロードできます。
またページ下部から他OS向けの「balenaEtcher」をダウンロードできます。
Linuxの場合、以下のようにAppImage形式のアプリになります。
2.ディスクイメージのダウンロード
「Ubuntu 22.04 LTS」のディスクイメージをダウンロードします。「Ubuntu Desktop 22.04 LTS」のディスクイメージは「Ubuntu Desktop 64bit:64-bit PC (AMD64) desktop image」をダウンロードしてください。
また「Ubuntu 22.04 LTS」の新機能や変更点及び既知の問題は、以下を参照してください。
3.balenaEtcherの起動
「1.」でダウンロードした「balenaEtcher」をダブルクリックして起動します。環境によっては「balenaEtcher」の起動と最初の画面が表示されるまで、少し待つかもしれません。
4.ディスクイメージの選択
以下の画面が表示されるので「Flash from file」をクリックして、「2.」でダウンロードした「Ubuntu 22.04 LTS」のディスクイメージを選択します。5.USBメモリーの選択画面の表示
次に「Select target」をクリックし、USBメモリーの選択画面を表示します。6.USBメモリーの選択
以下の画面が表示されるので、USBメモリーを選択します。USBメモリーを選択したら「Select」ボタンをクリックします。
7.ライブUSBメモリーの作成
「Flush」をクリックすればライブUSBメモリーの作成が開始されます。後は処理が完了するまで待つだけです。
8.作成完了
ライブUSBメモリーの作成が完了すれば、以下の画面が表示されます。以上で完了です。