Flutter 3でLinuxデスクトップ向けアプリのサポートが安定版に
2022年5月11日、「Flutter 3」のリリースがアナウンスされました。Flutter
「Flutter」は単一のソースコードから複数のプラットフォームに対応したアプリを開発可能なフレームワークです。「Flutter」は様々なプラットフォームをサポートしており、モバイルデバイスやデスクトップ向けのアプリを開発可能です。
そのサポート対象は広く、以下のプラットフォームがサポート対象になっています。
- iOS
- Android
- Web
- Windows
- macOS
- Linux
公式ドキュメント
「Flutter」の公式ドキュメントは、以下を参照してください。デスクトップ向けアプリの開発に関する公式ドキュメントは、以下を参照してください。
Linuxデスクトップ向けアプリのサポートが安定版に
そして「Flutter 3」の登場により、Linuxデスクトップ向けアプリのサポートが安定版になりました。言い換えれば個人や企業が本番環境として「Flutter」をLinuxデスクトップ向けアプリの開発に利用できるようになったということです。
CanonicalによるFlutterのサポート強化
以前紹介したように「Canonical」は、「Flutter」の積極的なサポートを表明しています。「Canonical」は「Flutter」チームと蜜に連携し「Flutter」のサポートの強化に取り組んでいます。
高品質なデスクトップアプリを開発できるように
「Canonical」は「dbus」や「gsettings」、デスクトップ通知、ネットワークマネージャーなどLinuxのシステム(サービス)と連携できるように様々なパッケージを提供しています。これらのサービスとの連携はデスクトップアプリにおいて、優れたUXを提供するために欠かせないものです。
「Canonical」が開発及び提供しているパッケージは、以下を参照してください。
Snap Storeでアプリを配布可能
Snapでアプリをパッケージングし「Canonical」が運営する「Snap Store」から各Linuxディストリビューションにアプリを配布することができます。Snapは41のLinuxディストリビューションに対応しており、横断的かつ直接的に各Linuxユーザーにアプリを配布できます。