パターンを指定して一括でファイルを選択するには
「ファイル(Nautilus)」アプリではファイル名のパターンを指定して一括でファイル(フォルダー含む)を選択する機能があります。特定のファイルをまとめて操作したい
ファイル名のパターンを指定して一括でファイルを選択することで、選択されたファイルの移動やコピー、削除といったファイル操作をまとめて実行できます。例えば特定の拡張子を持つファイルを一括選択したり、特定の文字列がファイル名に含まれているファイルを一括選択できます。
ワイルドカードも利用可能
パターンではワイルドカードを利用できます。ワイルドカードには0文字以上の任意の文字列を表す「*」や、任意の一文字を表す「?」を利用できます。
1.一括選択画面の表示
ファイルを一括選択したいフォルダーを開いた状態で、「Ctrl + S」キーを押します。以下のパターン入力画面が表示されるので、パターンを入力します。
2.一括選択
以下のようにパターンに該当するファイル名を持つファイルが一括選択されます。後はいつもどおりにファイル操作を行ってください。
選択したファイルからサブフォルダーを作成するには
サブフォルダーを作成し、そこに選択したファイル(フォルダー含む)を簡単に移動することも可能です。選択したファイルをサブフォルダーに移動して分類したい時に便利です。
1.ファイルの選択
サブフォルダーに移動するファイルを選択します。複数のファイルを選択する必要があります。
2.サブフォルダーの作成画面
選択したファイルを右クリックして表示されるメニューから、「選択したアイテムを含む新しいフォルダーを作成」をクリックします。以下のようにサブフォルダー名を入力する画面が表示されるので、サブフォルダー名を入力して「作成」ボタンをクリックします。
3.サブフォルダーに移動
サブフォルダーが作成され、選択されたファイルが自動的にそのサブフォルダーに移動します。作成されたサブフォルダー内を見てみると、以下のように選択していたファイル群がサブフォルダー内に移動しています。
ファイル名やファイルの内容からファイルを検索するには
ファイルの検索機能では、ファイル名に加えファイルの内容も対象にファイルを検索することも可能です。またファイルの日付やファイルの種類も検索条件に指定できます。
自動的に検索が始まる
検索キーワードを入力すると、自動的に検索が始まります。ワイルドカードも利用可能
パターンではワイルドカードを利用できます。ワイルドカードには0文字以上の任意の文字列を表す「*」や、任意の一文字を表す「?」を利用できます。
サブフォルダーも再帰的に検索可
デフォルトではファイルの検索は、サブフォルダーも再帰的に検索対象になります。大量のサブフォルダーやファイルがあるフォルダーから検索すると、検索に時間がかかることがあります。
サブフォルダーを検索対象から外したい時は、「ファイル」の設定画面を開き「サブフォルダー内の検索」を「しない」に設定してください。
1.検索画面に切り替え
検索を実行したいフォルダーを開き、「1」の検索ボタンをクリックするか「Ctrl + F」キーを押します。以下のように検索キーワードを入力できる状態になるので、「2」に検索キーワードを入力します。
検索キーワードを入力すると自動的に検索が始まります。
2.検索結果
以下のように検索結果が表示されます。検索結果に対して上記で紹介したファイルの一括選択機能も利用できます。
検索条件を追加設定するには
以下のように検索条件を追加設定することもできます。日付
ファイルの日付を検索条件に追加します。日付を指定する場合、現在からの相対日数で指定するか、特定の日付で指定します。
指定方法は「日付」の右側にあるボタンで切り替えられます。
相対日数なら以下の画面が表示されます。
特定の日付で指定する場合、以下の画面が表示されます。
条件の対象にする日時
ファイルの日時にはいくつか種類があります。その中から検索対象にする日時の種類を選択します。
「最終更新日時」は最後にファイルの中身を更新した日時です。
「最終使用日時」は最後にファイルを使用した日時です。
「作成日」はファイルの作成日です。
種類
ファイルの種類を検索条件に追加します。この一覧の中に期待するファイルの種類がない場合、一覧の一番下にある「他の種類」をクリックすれば、さらに詳細なファイルの種類の一覧画面が表示されます。
ファイルの内容を検索対象にする
「フルテキスト」を選べば、ファイル名に加えファイルの内容も検索対象になります。「ファイル名」を選べば、ファイル名が検索対象になります。