UI上の文字間隔や行間をもっと詰めるには
現在Ubuntuではデフォルトの日本語フォントにNotoフォントを採用しています。しかし以前デフォルトの日本語フォントにTakaoフォントを採用していた時期があり、Notoフォントに切り替わる前はTakaoフォントを採用していました。
UI上の文字間隔や行間をもっと詰める
TakaoフォントはNotoフォントよりUI上の文字間隔や行間が狭くなります。文字間隔や行間の広さは個人により好みがあるかと思いますが、Takaoフォントの文字間隔や行間も十分な見やすさや読みやすさがあるでしょう。
また文字間隔や行間が狭まることで一画面内に表示可能なテキスト量が増えるため、画面内の情報量を増やすことも可能です。
インストールするだけでTakaoフォントが優先される
デフォルトの日本語フォントがNotoフォントに変わったとはいえ、幸いにもTakaoフォントをインストールするだけでTakaoフォントが優先的に利用されるようになります。英数字記号などは従来どおりUbuntuフォントが使用され、Takaoフォントがサポートしている日本語の文字はTakaoフォントが使用されます。
Ubuntuフォントの文字間隔や行間の広さとTakaoフォントの文字間隔や行間の広さはNotoフォントよりも近く、英語及び日本語が混在した文章でも違和感なく読めるでしょう。
アプリで日本語の文章がはみ出す問題の解決策になるかも
一部のアプリでは文字列がUIに入り切らず日本語の文章が正常に表示されないアプリもありますが、このようなアプリでもTakaoフォントの利用が解決策に結びつくこともあります。Takaoフォントのインストール
Takaoフォントをインストールする方法です。1.Ubuntu Softwareの起動
以下のボタンをクリックし、「Ubuntu Software」を起動します。2.インストール
以下の画面が表示されるので「インストール」ボタンをクリックします。3.ログインし直す
インストールが完了したらフォントをUIに反映させるため、ログインし直すかPCを再起動してください。デスクトップ
さてデスクトップ画面でNotoフォントとTakaoフォントのUIの違いを見てみましょう。Takaoフォントの方が文字の間隔やアイコンの間隔が狭くなっていますね。
特に「デスクトップ」や「ダウンロード」など、Notoフォントでは2行で表示されているこれらのフォルダーは、Takaoフォントでは1行で表示されるようになっています。
Notoフォント
Takaoフォント
端末
次は端末で見てみましょう。Takaoフォントの方が行間が狭くなるため、情報量が増えますね。
Notoフォント
Takaoフォント
テキストエディター
これも端末と同様にTakaoフォントの方が情報量が増えますね。また端末よりも違いがはっきりと分かるでしょう。
Notoフォント
Takaoフォント
Notoフォントに戻すには
さてNotoフォントの方が好みに合うなら、Notoフォントに簡単に戻すこともできます。Notoフォントに戻すにはTakaoフォントをアンインストールすれば良いのですが、この作業は「端末」から行う必要があります。
作業上の留意点
作業は「端末」で行います。コマンドを端末に貼り付けるには
クリップボードにコピーしたコマンドを「端末」に貼り付けるには、「端末」上で「Shift + Ctrl + V」キーを押します。パスワードの入力が促されたら
以下のようにパスワードの入力が促されるので、自分のパスワードを入力して「エンター」キーを押します。
[sudo] ユーザー名のパスワード:
パスワードを入力しても何も表示されませんが、入力自体は行われています。
1.アンインストール作業
以下のコマンドを実行してTakaoフォントをインストールします。sudo apt remove fonts-takao*