Ubuntu Preview登場
「Ubuntu(Canonical)」は「WSL(Windows Subsystem for Linux)」上で動作するWSL向けUbuntuをリリースしています。WSL登場から6年
そもそもWSL登場時、Microsoftから公式にアナウンスされていたLinuxディストーションは「Ubuntu」でしたね。もう6年前の出来事です。
アナウンスの時期的にエイプリルフールだと思ったユーザーもいらっしゃるのではないでしょうか。
WSL向けではUbuntu LTS版のみをリリースしている
さて「Ubuntu」ではWSLの一般ユーザー向けにLTS版の「Ubuntu」のみを「Microsoft Store」から提供しています。インストール後のUbuntu環境では、ユーザーが新バージョンにアップグレードする機会があるかもしれませんが、あくまでも「Microsoft Store」上ではLTS版の「Ubuntu」のみを一般ユーザー向けに提供しています。
デイリービルドのディスクイメージ
そもそも「Ubuntu」には日々生成されるディスクイメージが存在します。このデイリービルドのディスクイメージはいわゆる開発版(開発途中)の「Ubuntu」であり、ユーザーはデイリービルドのディスクイメージを利用して開発版の「Ubuntu」をインストールすることができます。
デイリービルドのディスクイメージは開発者及びテスター向けに提供されるディスクイメージであり、通常のユーザーが利用するディスクイメージではありません。
何かトラブルが発生しても自分で対処できる人向けのディスクイメージです。
WSLにもデイリービルドなUbuntuを
というわけでそのデイリービルド版の「Ubuntu」がWSL向けにもリリースされました。このUbuntuは「Ubuntu Preview」と名付けられています。
開発版Ubuntuである
上記でも紹介したとおりデイリービルド版の「Ubuntu」は、開発版Ubuntuであり安定版Ubuntuではありません。もちろん安定版と同等のQA(テストの実施及び品質保証)もありません。
不具合も普通に見つかるかもしれません。
ですので「Ubuntu Preview」は、本番環境に使用するUbuntuではありません。
Ubuntu Previewをインストールするには
「Ubuntu Preview」は、以下から入手可能です。WSLに関するチュートリアル
WSLのインストール方法や利用方法は、以下を参考にしてください。- Install Ubuntu on WSL2 on Windows 11 with GUI support
- Install Ubuntu on WSL2 on Windows 10
- Working with Visual Studio Code on Ubuntu on WSL2
- Windows and Ubuntu interoperability on WSL2
- Enabling GPU acceleration on Ubuntu on WSL2 with the NVIDIA CUDA Platform