トップパネルからスクリーンショットを簡単に作成するには
「Screenshot Tool」は、トップパネルからスクリーンショットを作成する「GNOME Shell拡張」です。Screenshot Toolをインストールするには
「Screenshot Tool」のインストール方法です。1.Screenshot Toolのインストール
まず「GNOME Shell拡張」のインストール方法は、以下を参照してください。「Screenshot Tool」で検索すればこの「GNOME Shell拡張」が見つかります。
2.GNOME Screenshotのインストール
「Screenshot Tool」は「GNOME Screenshot(gnome-screenshot)」のフロントエンドなので、別途「GNOME Screenshot」のインストールも必要です。以下のボタンをクリックし、「Ubuntu Software」を起動します。
以下の画面が表示されるので「インストール」ボタンをクリックします。
Screenshot Toolの使い方
「Screenshot Tool」の使い方です。「Screenshot Tool」をインストールすると、トップパネルに「Screenshot Tool」のアイコンが表示されます。
アイコンをクリックすると、スクリーンショットの作成や設定を行うメニューが表示されます。
Select Area
スクリーンショットを作成する領域を指定して、スクリーンショットを作成します。Select Window
現在アクティブなウィンドウのスクリーンショットを作成します。Select Desktop
デスクトップ全体のスクリーンショットを作成します。Capture Delay
スクリーンショットを作成する際、実際にスクリーンショットを作成するまでの猶予時間を指定します。スクロールバーのツマミで猶予時間を指定できます。
スクリーンショットのプレビュー
スクリーンショットを作成すると、そのスクリーンショットのプレビューが表示されます。プレビューをクリックすると、以下のように作成したスクリーンショットを画像ビューアーで表示します。
Clear
現在のスクリーンショットを削除します。Copy
現在のスクリーンショットをクリップボードにコピーします。Save As...
現在のスクリーンショットをファイルに保存します。ちなみに作成したスクリーンショットは「/tmp」フォルダーに一時的に保存されています。
Settings
設定画面を開きます。インジケーターをカスタマイズするには
設定画面の「Indicator」タブでは、インジケーターの設定をカスタマイズできます。Show Indicator
トップバーにインジケーターを表示します。この設定をオフにしてもショートカットキー(キーバインド)からスクリーンショットを作成可能です。
Show Notification After Capture
スクリーンショット作成時にデスクトップ上に通知を表示します。通知からスクリーンショットをクリップボードにコピーしたり保存することも可能です。
Primary Button
インジケーター上でマウスの主ボタンをクリックした時に行う動作を選択します。マウスの主ボタンは、通常左クリックに割り当てられています。
Copy Button
インジケーター上でマウスのコピーボタンをクリックした時に行う動作を選択します。Auto-Copy to Clipboard
スクリーンショット作成時にスクリーンショットを自動的にクリップボードにコピーします。スクリーンショットのスケーリング設定
設定画面の「Effects」タブでは、スクリーンショットのスケーリング設定をカスタマイズできます。Rescale
スクリーンショットのスケーリングを選択します。スクリーンショット作成後にコマンドを実行するには
設定画面の「Effects」タブでは、スクリーンショット作成後に実行するコマンドを指定できます。例えばスクリーンショット作成後に「GIMP」を起動し、そのスクリーンショットを開くといった操作が可能です。
Run Command After Capture
スクリーンショット作成後に「Command」で指定されているコマンドを実行します。Command
スクリーンショット作成後に実行するコマンドを入力します。コマンド実行時にここで指定した「{f}」が作成したスクリーンショットのファイル名で置き換えられます。
スクリーンショットの保存設定をカスタマイズするには
設定画面の「Storega」タブでは、スクリーンショットの保存に関する設定をカスタマイズできます。Auto-Save Screenshot
スクリーンショット作成時、「Save Location」で指定されたフォルダーにスクリーンショットを自動的に保存します。Save Location
スクリーンショットの保存先フォルダーを指定します。Default Filename
自動保存するスクリーンショットのファイル名のフォーマットを指定します。{}で括られたパラメーターは、スクリーンショット保存時に以下のように置き換えられます。
Preview
「Default Filename」で入力されたファイル名のフォーマットのプレビューが表示されます。ショートカットキーをカスタマイズするには
設定画面の「Keybindings」タブでは、スクリーンショットを作成するショートカットキーをカスタマイズできます。各項目をクリックすればショートカットキーをカスタマイズできます。
ショートカットキーを無効にするには、ショートカットキーの入力を待ち受けている状態で「BackSpace」キーを押してください。
バックエンドを変更するには
デフォルトでは「Screenshot Tool」のバックエンドは「GNOME Screenshot」ですが、設定画面の「Storega」タブで別のバックエンドに切り替えることも可能です。例えばバックエンドに「Desktop Portal」を指定すれば、スクリーンショット作成時に以下の画面が表示されます。
この画面からスクリーンショットを作成することになります。