Linux Mint 21の開発作業
「Linux Mint 21」の開発作業が続けられています。1.systemd-oomdをインストールから除外
「Ubuntu Desktop 22.04 LTS」で「systemd-oomd」が導入されました。しかし以下のような問題があげられています。
「Linux Mint 21」ではこのような状況を鑑み「systemd-oomd」の導入が見送られました。
2.ホームディレクトリーの暗号化
引き続き「Linux Mint 21」のインストーラーでは、ホームディレクトリーの暗号化を利用できます。3.os-proberの有効化
以前紹介したように「GRUB2」ではデフォルトで「os-prober」が無効化されています。「Ubuntu 22.04 LTS」ではインストール時に他OSがインストールされている場合のみ、「os-prober」が有効化されます。
「Linux Mint 21」では常に「os-prober」が有効になります。
4.WebPのサポート
「Xviewer」及びファイルのサムネイラーで「WebP」がサポートされました。5.BlueberryからBlueman 2.3へ
以前紹介しましたがBluetooth設定ツールが「Blueberry」から「Blueman 2.3」へ移行します。6.Timeshiftの改善
「Timeshift」がrsyncモードでスナップショットを作成する場合、次に作成するスナップショットに必要なスペースを計算し、スナップショット作成時にストレージの空き容量が1GB未満になる場合は、処理をスキップするようになりました。7.Linux Mint 21 β版のリリース
来週「Linux Mint 21 β版」がリリースされる予定です。自動アップデート設定の確認を
2022年6月21日、「mintupdate 5.8.3」がリリースされました。しかしこのバージョンには、ユーザーが自動アップデートを無効に設定しているにも関わらず、自動アップデートが有効化されてしまう問題がありました。
アップデートの6時間後にその不具合を修正した「mintupdate 5.8.4」がリリースされました。
もし自動アップデートを無効に設定している場合、かつ「mintupdate 5.8.3」をインストールしたことがある場合、自動アップデートの設定を確認してください。
自動アップデートの設定は、「アップデートマネージャー」を起動し「編集」メニューをクリックし、「設定」をクリックします。
「自動化」のタブをクリックすると、以下のように自動アップデートの設定が表示されます。
設定がオフになっているか確認してください。