Raspberry Pi向けUbuntu MATE 22.04 LTSがリリースされました
2022年7月4日、「Raspberry Pi」向け「Ubuntu MATE 22.04 LTS」がリリースされました。リリース情報
「Raspberry Pi」向け「Ubuntu MATE 22.04 LTS」のリリース情報は、以下を参照してください。- 新機能と変更点:What’s New for the Raspberry Pi?
- ダウンロード:Raspberry Pi Download Options
- 互換性リスト:Raspberry Pi Compatibility
- インストールガイド:Raspberry Pi Installation Guide
また以下も参照してください。
- Ubuntu MATE 22.04 LTSの新機能と変更点・既知の問題
- Ubuntu 22.04 LTSの新機能と変更点
- Ubuntu 22.04 LTSの既知の問題
- Ubuntu 22.04 LTSで行われたRaspberry Piのサポート改善
新機能と変更点
新機能と変更点を紹介します。1.1GiBサイズのスワップを有効化
「lz4」を使用した1GiBサイズのスワップがデフォルトで有効化されました。2.Full KMSドライバーがデフォルトに
デフォルトでVC4/V3D Full KMSドライバーが有効になりました。3.コンポジターの有効化
デフォルトでウィンドウマネージャーのコンポジターが有効化されました。4.ヘルパーの削除
「/usr/local/sbin/adduser.local」ヘルパーが削除されました。5.イメージサイズの最適化
イメージサイズが最適化されました。既知の問題
既知の問題です。起動時にブラックスクリーンになる
「Raspberry Pi 2/Pi 3」で32 bit ARM(armhf)版イメージを利用した場合、起動時にブラックスクリーンになります。この現象は「config.txt」で「dtoverlay=vc4-kms-v3d」の設定を「dtoverlay=vc4-fkms-v3d」に変更すれば解消されます。
この問題は「Raspberry Pi」向け「Ubuntu MATE 22.04.1 LTS」リリース時に修正される予定です。
「Raspberry Pi」向け「Ubuntu MATE 22.04.1 LTS」は2022年8月にリリースされる予定です。
イメージのダウンロード
イメージは以下からダウンロード可能です。アーキテクチャーの選択
「Raspberry Pi」向け「Ubuntu MATE 22.04 LTS」では、以下の2種類のアーキテクチャーに対応したイメージが提供されています。メモリーの搭載量が2GiBを超えるモダンな「Raspberry Pi」では、「arm64」を選択すると良いでしょう。
それ以外の「Raspberry Pi」では「armhf」を選択すると良いでしょう。