マウスカーソル下にあるウィンドウにフォーカスを設定するには
「Switch Focus Type」は、アプリのウィンドウにフォーカスを設定する方法を切り替える「GNOME Shell拡張」です。Switch Focus Typeをインストールするには
「Switch Focus Type」のインストール方法です。「GNOME Shell拡張」のインストール方法は、以下を参照してください。
「Switch Focus Type」で検索すれば、この「GNOME Shell拡張」が見つかります。
ウィンドウとフォーカス
ウィンドウには入力デバイスから入力を受け付けるフォーカスという仕組みがあります。例えばユーザーがキーボードからキー入力すると、現在フォーカスが設定されているウィンドウのコントロールやウィジェットに、その入力されたキーが渡されます。
テキストボックスはその典型ですね。
このフォーカスの設定方法には、以下の2種類の設定方法があります。
- Click to focus
- Focus follows pointer
Click to focus(デフォルト)
「Click to focus」では、マウス操作のクリックでウィンドウにフォーカスを設定します。ウィンドウをクリックすると、そのウィンドウが前面に移動され、フォーカスが設定されます。
そしてフォーカスが設定されたウィンドウは、キーボードなどの入力デバイスから入力を受け付ける状態になります。
このクリックしてフォーカスを設定する方法は、普段から利用している普通の設定方法ですね。
この方法によるフォーカスの設定方法を「Click to focus」といいます。
Focus follows pointer
それとは別に「Ubuntu」では、マウスカーソルの下にあるウィンドウに自動的にフォーカスを設定する方法があります。マウスカーソルを移動するだけで、そのマウスカーソルの下にあるウィンドウにフォーカスを設定できます。
この場合ウィンドウが前面に移動されることなく、そのウィンドウにフォーカスを設定できます。
この方法によるフォーカスの設定方法を「Focus follows pointer」といいます。
インジケーター
さて「Switch Focus Type」は上記のフォーカス設定を切り替える「GNOME Shell拡張」ですが、「Switch Focus Type」をインストールすると以下のようにインジケーターが表示されます。このインジケーターをクリックすると、フォーカスの設定を方法を切り替えられます。
インジケーターに「C」と表示されていれば、「Click to focus」です。
同様に「F」と表示されていれば、「Focus follows pointer」です。