Ubuntu公式フレーバーのサポート終了間近
「Ubuntu 20.04 LTS」の公式フレーバーは3年間のサポート期間を提供しており、2023年4月でサポートが終了します。公式フレーバー
公式フレーバーはUbuntuと開発プロセスやリソース、インフラを部分的に共有しているUbuntuベースのLinuxディストリビューションです。KubuntuやXubuntuといったOSが公式フレーバーにあたります。
Ubuntuと密接に連携して開発されていますが、公式フレーバーごとにプロジェクトやコミュニティー、そして公式サイトが存在します。
ちなみにLinux MintはUbuntuの派生ディストリビューションであり、公式フレーバーではありません。
3年間のサポート期間
公式フレーバーもLTSリリースのUbuntuにあわせ、特に問題がないならLTSリリースを行っており、公式フレーバーのLTSリリースでは3年間のサポート期間を提供しています。2020年4月にリリースされた
「Kubuntu 20.04 LTS」など「Ubuntu 20.04 LTS」ベースの公式フレーバーは「Ubuntu 20.04 LTS」と同様に、2020年4月にリリースされました。3年間のサポート期間を提供するため、2023年4月にサポートが終了することになります。
サポート終了のアナウンス
サポート終了のアナウンスは公式フレーバーによって出たり出なかったりします。むしろ基本的にアナウンスが無いほうが多く、LTSリリースのUbuntuとサポート期間が同じだと思ってしまったり、つい忘れがちになってしまうのではないでしょうか。
さて今回公式フレーバーの1つUbuntu Studioでは、「Ubuntu Studio 20.04 LTS」のサポート期間が2023年4月28日に終了するとのアナウンスを出しました。
ちなみに「Ubuntu Studio」ではデスクトップ環境の変更によりアップグレードがサポートされず、クリーンインストールが案内されています。