LXQt 2.0 がリリースされました
2024年4月15日、LXQt 2.0 がリリースされました。LXQt 2.0
LXQt 2.0 は次期メジャーバージョンの LXQt です。LXQt はデスクトップ環境であり、ユーザーが日々触れるデスクトップを提供するソフトウェアです。
また LXQt 向けアプリの開発及びリリースも行っています。
Ubuntu の公式フレーバーでは、Lubuntu が LXQt を採用しています。
Qt 6.6 以降に対応
LXQt 2.0 では Qt 6 への移行を行い、Qt 6.6 以降の Qt に対応しました。また Qt 5 ベースのアプリをサポートするため、以下のソフトウェアと共存してインストールすることもできます。
- libqtxdg-3.12.0
- lxqt-qtplugin-1.4.1
- libfm-qt-1.4.0
Wayland 対応も進む
LXQt 2.0 で Wayland 対応も進んでいますが、LXQt 2.0 の主な方針は Qt 6 への移行です。Wayland 対応は LXQt 2.1 がターゲットになっています。
そのためまだ Wayland に対応していないコンポーネントやアプリも混在しています。
PCManFM-Qt のデスクトップモジュールや、LXQt Runner、LXQt Desktop Notifications は Wayland の対応が完了しています。
以下のような layer shell protocol をサポートする Wayland コンポジター上で動作させることができます。
- LabWC
- Wayfire
- kwin_wayland
- Hyprland
- Sway
その一方で ScreenGrab や LXQt Global Shortcuts、LXQt Panel のタスクバー、キーボードインジケーター、モニター設定、パワーボタン、スクリーンロッカーはまだ Wayland に対応していません。
Fancy Application Menu
新しいアプリケーションメニューが登場しました。Fancy Application Menu はお気に入りやすべてのアプリケーションカテゴリーを持ち、検索性に優れたアプリケーションメニューです。