Ubuntu Git その360 - インタラクティブモードで、リベース対象のコミットオブジェクトの適用順の変更して、リベースする（git rebase）

インタラクティブモードで、リベース対象のコミットオブジェクトの適用順の変更して、リベースする

  「インタラクティブモード」では、リベース対象のコミットオブジェクトの適用順の変更して、リベースすることができます。

  1.ブランチの確認

    現在のブランチ構成を確認すると、以下のようになっています。
    現在のブランチは、「fix」ブランチであることが分かります。
    同様に、「HEAD」は「fix」ブランチを指していることが分かります。


    ここでは例として、「fix」ブランチを「master」ブランチにリベースし、「mastsr」ブランチに「fix」ブランチの変更内容を結合します。

  2.ブランチの構成

    現在のブランチの構成を図にすると、以下のようになっています。


    「fix」ブランチを「master」ブランチにリベースするため、リベース対象の「コミットオブジェクト」は、以下のようになります。

  3.コマンドの実行

    コマンドのオプションは、以下のオプションを指定します。


    「端末」から、以下のコマンドを実行します。
    コマンドの詳細は、以下を参考にしてください。

• ファイルの変更内容を異なるブランチに結合するコマンドの説明
• 対話的にリベースを行うインタラクティブモードとは

    ポイントは、赤字の箇所です。

  4.todoリストの編集

    以下のようにテキストエディターが起動し、「todoリスト」が表示されます。


    ここでは例として、1番目と2番目のリベース対象の「コミットオブジェクト」を入れ替えます。

  5.todoリストの編集完了

    以下のように「todoリスト」を編集しました。


    「todoリスト」の編集が終わったら、ファイルを上書き保存して、テキストエディターを終了します。

  6.リベースの実行

     以下のように「todoリスト」の記述内容に従って、リベースが行われます。

  7.ブランチの確認

    現在のブランチ構成を確認すると、以下のようになっています。
    「HEAD」が指す「コミットオブジェクト」の識別子が、「1.」と異なっています。

  8.ブランチの構成

    現在のブランチの構成を図にすると、以下のようになっています。


    「Commit5」の変更内容を元に、「Commit5’」が新規に生成されています。
    「Commit4」の変更内容を元に、「Commit4’」が新規に生成されています。