Ubuntu 26.04 LTS へアップグレードするには
現在 Ubuntu 24.04 LTS を利用しているユーザーは、Ubuntu 26.04 LTS へアップグレードできます。1. ソフトウェアとアップデートの起動
デスクトップ画面左上のアクティビティをクリックし、以下のようにソフトウェアとアップデートを検索します。ソフトウェアとアップデートをクリックし、ソフトウェアとアップデートを起動します。
2. アップグレード設定の確認
アップデートのタブをクリックします。以下のように「Ubuntuの新バージョンの通知」が「長期サポート(LTS)版」になっているか確認してください。
閉じるボタンをクリックします。
3. ソフトウェアの更新の起動
デスクトップ画面左上のアクティビティをクリックし、以下のようにソフトウェアの更新を検索します。ソフトウェアの更新をクリックし、ソフトウェアの更新を起動します。
4. アップデートの確認と適用
パッケージのアップデート確認が行われるので、もし以下のようにパッケージのアップデートがある場合は、すべてのパッケージをアップデートしてください。また PC の再起動を促された場合は、PCを再起動してください。
パッケージのアップデートがなければ、そのまま次の手順へ進んでください。
5. アップグレード通知
もう一度ソフトウェアの更新を起動すると、以下のようにアップグレードの通知が表示されます。アップグレードボタンをクリックします。
6. リリースノート
以下のようにリリースノートが表示されます。アップグレードボタンをクリックし、表示される手順に従いアップグレードを行ってください。
アップグレードボタンをクリックしても何も反応がない時は
アップグレードボタンをクリックした後しばらく待っても何も反応がない時は、以下のコマンドを実行してすべてのパッケージがアップデートされているか確認してください。
sudo apt full-upgrade
アップデートされていないパッケージがある場合は、そのままアップデートを続行してください。
パッケージのアップデートが完了したら、再度「5.」の手順を実行してください。
アップグレードにかかる時間について
アップグレードは時間のかかる処理です。アップグレードにかかる時間に大きな影響を与えうる要素を紹介します。
1. インストールされているパッケージの数
アップグレードではすべてのインストール済みパッケージがアップグレード処理の対象になります。つまりインストールされているパッケージの数が少ないほど、アップグレードにかかる時間を節約できます。
Ubuntu 公式リポジトリーから提供されているパッケージのうち、普段利用しなくなったパッケージ(ソフトウェア)は、アップグレード前にアンインストールしておくと良いでしょう。
2. インターネットの接続速度
アップグレードでは数々のパッケージがダウンロードされます。高速なインターネット回線を利用していれば、その分アップグレードにかかる時間を節約できます。
3. ストレージのパフォーマンス
アップグレードではダウンロードしたパッケージをシステムにインストールします。数々のパッケージがインストール(システムに展開)されていくため、SSDなど高速なストレージを利用していれば、その分アップグレードにかかる時間を節約できます。
アップグレードの注意事項について
アップグレードの事前準備と注意事項です。1. 変更点や既知の問題
リリース情報や変更点、既知の問題については、以下を参考にしてください。2. アップグレードする前に
アップグレードする前に自分の環境に Ubuntu 26.04 LTS が適合するか、アップグレードの必要性があるのか確認してからアップグレードしましょう。またリリースノートには必ず目を通しておきましょう。
一度アップグレードしてしまうと、以前のバージョンにダウングレードすることはできません。
現在利用している Ubuntu が安定して動作しているのであれば、急いでアップグレードする必要はありません。
アプリのサポート確認を
普段利用しているアプリが Ubuntu 26.04 LTS でもサポートされているか、事前に確認にしておきましょう。急いでアップグレードする必要はない
Ubuntu 24.04 LTS も LTS リリースであり、5年間の長期サポートが提供され、2029年4月まで利用できます。同様に LTS リリースされているフレーバーでは3年間の長期サポートが提供され、2027年4月まで利用できます。
加えて2026年9月10日に、Ubuntu 24.04.5 LTS がリリースされる予定です。
Ubuntu 24.04.5 LTS では Ubuntu 26.04 LTS の GA カーネルである Linux kernel 7.0 が採用される予定です。
そのため急いでアップグレードする必要はありません。
3. 公式以外のリポジトリーは無効化される
PPA など Ubuntu 公式以外のリポジトリーは、アップグレード時に自動的に無効化されます。これはアップグレードの失敗を可能な限り避けるためです。
アップグレード後、無効化されたリポジトリーは自動的に有効化されません。
必要に応じてアップグレード後に自分で無効化されたリポジトリーを有効化する必要があります。
また事前に自分で追加したリポジトリーがアップグレード後の Ubuntu に対応しているか確認しておくと良いでしょう。
4. システムに関わるパッケージはパージしておく
PPA 等で提供されるXスタックやドライバーなど、本来 Ubuntu が提供しているコアコンポーネントと異なるバージョンのコアコンポーネントがインストールされている場合、アップグレードに失敗する可能性があります。事前にそれらをアンインストールするなり、元のバージョンに戻す(PPAをパージする)なりしてから、アップグレードを行ってください。
また Ubuntu に MATE など異なるデスクトップ環境を複数インストールしている場合も、アップグレードに失敗する可能性があります。
事前にアンインストールしておくと良いでしょう。
5. バックアップの作成
必ずバックアップを作成しください。もしアップグレードに失敗すると Ubuntu が起動できなくなります。
Clonezilla などでストレージやOSを丸ごとバックアップしておくと復旧が楽です。
最低でも自分が作成したデータ類はバックアップしておきましょう。
例えば /home フォルダーや /etc フォルダーのバックアップを取っておくと良いでしょう。
6. 他のアプリは全て終了する
アップグレードに失敗しないためにも、事前に他のアプリはすべて終了しておいてください。7. システムのカスタマイズは元に戻す
念の為ですが Ubuntu の設定では変更できない設定を変更している場合、元に戻しておくのも良いです。ユーザーレベルのカスタマイズは、新規にユーザーアカウントを作成しそのユーザーでログインすれば全てデフォルトに戻ります。
自動起動するアプリ等もデフォルトに戻るため、カスタマイズし過ぎて戻し方が分からなくなった場合は新規にユーザーアカウントを作成し、そちらでログイン後アップグレードを実行する方法もあります。
8. ディスクの空き容量
新しいパッケージをダウンロードするため、ディスクの空き容量を確保しておく必要があります。空き容量については現在のパッケージインストール状況にもよりますが、10GB 以上あればアップグレードに失敗することはないと思います。
9. 不要なアプリはアンインストールする
インストール済みだがほとんど利用しないアプリは、事前にアンインストールしておくと良いです。不要なアプリのアンインストールは、アップグレード時間の削減にも繋がります。
Ubuntu のアップグレードは、利用するアプリを精査する良い機会でもあります。
10. ライブメディアを作成しておく
万が一に備え Ubuntu のライブメディアを作成しておきましょう。アップグレード後にトラブルが発生した時や、アップグレードに失敗して Ubuntu が起動しない時は、ライブメディアから Ubuntu を起動し、トラブルシューティングに役立てることができます。
ライブUSBメモリーを作る場合
ライブUSBメモリーを作る場合、以下を参照してください。ライブDVDを作る場合
ライブDVDを作る場合、以下を参照してください。11. 時間と心に余裕を
全てのパッケージがアップデートされるため、アップグレードには時間がかかります。またアップグレード時に、パッケージの設定を行う画面が表示されることがあります。
日常的に利用するPCは、余裕がある日にアップグレードしたほうが良いです。
端末からアップグレードするには
端末から以下のコマンドを実行し、Ubuntu をアップグレードすることもできます。
do-release-upgrade






