ウイルススキャンを行う
ウイルススキャンを行います。事前にウイルススキャンの設定を行っておきましょう。
1.スキャン対象の指定
まず、スキャン対象の指定を行います。スキャン対象の指定は、以下の方法があります。
- ファイル
- フォルダー
1-1.ファイルを指定する場合
スキャンするファイルを指定する場合、メイン画面で「ファイルをスキャン」をダブルクリックします。以下の画面が表示されるので、スキャンするファイルを選択し「OK」ボタンをクリックします。
1-2.フォルダーを選択する場合
スキャンするフォルダーを指定する場合、メイン画面で「フォルダーをスキャン」をダブルクリックします。以下の画面が表示されるので、スキャンするフォルダーを選択し「OK」ボタンをクリックします。
2.ウイルススキャンの開始
スキャン対象を指定すると、ウイルススキャンが開始されます。2-1.シグネチャーの読み込み
まず、シグネチャーの読み込みが行われます。環境によっては、読み込みに時間がかかります。
2-2.ウイルススキャン
以下のように、スキャンが行われます。右下の「キャンセル」ボタンをクリックすれば、いつでもウイルススキャンを中止できます。
2-3.ウイルススキャン完了
ウイルススキャンが完了すると、スキャン結果が表示されます。ウイルスが見つからなければ、以下のようにメッセージが表示されます。
以上で完了です。
ウイルスが見つかった場合、以下のように「潜在的な脅威」に見つかったウイルスの数が表示されます。
3.ウイルスの処理
ウイルスが見つかった場合、ウイルスに感染したファイルの処理を行います。以下のように、検出されたウイルスの一覧が表示されます。
ファイル
ウイルスが見つかったファイルです。状態
感染したウイルスの内容です。実行する
ファイルを処理した内容が表示されます。ファイルの処理方法について
ウイルスに感染したファイルの処理方法には、以下の方法があります。- ファイルを隔離する
- ファイルを削除する
- ファイルを解析する
4.ファイルを隔離する場合
ファイルを隔離すると、ファイルを「~/.clamtk/viruses」に移動します。隔離したファイルは後で削除するなど、「ClamTk」から管理できます。
4-1.ファイルの選択
隔離したいファイルを選択します。4-2.ファイルの隔離
画面左下の「隔離」ボタンをクリックします。4-3.隔離完了
以下のように、ファイルが隔離されます。「Nautilus」を起動し、「~/.clamtk/viruses」フォルダーを開くと、以下のように隔離されたファイルが配置されています。
5.ファイルを削除する
ファイルをHDDから削除します。5-1.ファイルの選択
削除したいファイルを選択します。5-2.ファイルの削除
画面左下の「削除」ボタンをクリックします。5-3.削除確認
以下のように、ファイルの削除確認が表示されます。「OK」ボタンをクリックします。
5-4.隔離完了
以下のように、ファイルが削除されます。6.ファイルを解析する
ファイルをVirusTotalで解析します。誤検出かどうか分からない場合は、ファイルを解析するとよいでしょう。
ファイルの解析を行った後に、隔離や削除など必要に応じてファイルの処理を行います。
6-1.ファイルの選択
解析したいファイルを選択します。6-2.解析画面の表示
画面左下の「解析」ボタンをクリックします。6-3.ファイルの解析
以下のように解析画面が表示されるので、ファイルの解析を行います。ファイルの解析については、「ファイルをVirusTotal解析する」を参考にしてください。