他のユーザーと共有するベアリポジトリーを作成する
他のユーザーと共有する「ベアリポジトリー」を作成します。オプションの説明
「ベアリポジトリー」を作成するには、以下のオプションを指定します。| オプション |
|---|
| --bare |
ベアリポジトリーの作成例
「ベアリポジトリー」の作成例です。1.リポジトリーの作成場所
ここでは例として、「~/ドキュメント/git」フォルダー内に「mySharedProject」フォルダーを作成してもらい、「mySharedProject」フォルダー内にリポジトリーを作成します。
2.カレントディレクトリーの移動
「端末」を起動し、カレントディレクトリーを「~/ドキュメント/git」に移動します。
3.コマンドの実行
リポジトリーを作成します。コマンドの説明は、「リポジトリーを作成するコマンドの説明」を参考にしてください。
ここでは、以下のコマンドを実行します。
ポイントは、赤字の箇所です。
git init --bare mySharedProject
すでに「~/ドキュメント/git/mySharedProject」フォルダーを作成しているなら、カレントディレクトリーを「~/ドキュメント/git/mySharedProject」に移動し、以下のようにフォルダーのパスを省略してコマンドを実行します。
git init --bare
4.コマンドの実行結果
以下のように、リポジトリーが作成されます。
初期化された空のリポジトリーを「~/ドキュメント/git/mySharedProject」フォルダーに作成した、と出力されています。
空というのは、リポジトリーに「スナップショット」が一つもない状態、という意味です。
リポジトリーの管理に必要な様々なファイルは、「~/ドキュメント/git/mySharedProject」フォルダー内に作成されています。
5.フォルダーの確認
「Nautilus」を起動し、「~/ドキュメント/git」フォルダーを見ると、以下のように「mySharedProject」フォルダーが作成されています。
6.mySharedProjectフォルダーの確認
「mySharedProject」フォルダーを開くと、リポジトリーのファイル群が表示されます。
「mySharedProject」フォルダーが「Gitディレクトリー」になります。
「ベアリポジトリー」なので、「ワーキングディレクトリー」はありません。
