Python構文チェック
Pythonの構文チェックでは、以下のチェックを行います。1.pdb.set_trace()チェック
ソースコードに「pdb.set_trace()」が含まれていないかチェックを行います。2.マージコンフリクトマーカーチェック
ソースコードにマージコンフリクトマーカーが含まれていないかチェックを行います。3.エンコードチェック
エンコードが「ASCII」の時のみチェックが行われます。「ASCII」でエンコードできない文字が含まれていないかチェックが行われます。
注意
エンコードチェックでエラーが報告された場合、次の「4.」のチェックで内部的なエラーが発生し、構文チェックが機能しなくなります。もしこのエラーが発生したら該当箇所を修正し、ファイルを保存した後、「gedit」を再起動してください。
4.バイトコンパイルチェック
ソースコードをバイトコンパイルし、構文エラーがないかチェックを行います。5.pyflakes構文チェック
「3.」のチェックで問題がなかった場合、pyflakesによるソースコードの構文チェックを行います。6.PEP 8チェック
ソースコードが「PEP 8(Python style guide checker)」のコーディングルールに従っているかチェックを行います。チェック結果に表示されるエラーコードは、「Error codes」を参考にしてください。
7.PEP 257チェック
ソースコードが「PEP 257(Docstring Conventions)」のルールに従っているかチェックを行います。注意
現状Ubuntuのリポジトリーに「PEP 257」パッケージが無いため、「PEP 257」チェックを行うことはできません。「PEP 257」チェックを行いたい場合は、PPAから「PEP 257」パッケージをインストールすると良いでしょう。
インストール方法は後述します。
8.改行コードチェック
ソースコードの改行コードにWindowsの改行コード(\r\n)が含まれていないかチェックを行います。PEP257のインストール
PEP257をPPAからインストールします。事前に「gedit」を終了させておくと良いでしょう。
1.PPAの追加
以下のPPAを追加します。すでにこのPPAを追加している場合は、この手順を飛ばしてください。
ppa:sinzui/ppa
2.インストール
「Ubuntu ソフトウェアセンター」を起動し、「python3-pep257」で検索します。「インストール」ボタンをクリックします。
捕捉
上記PPAからインストールできるPEP257のパッケージには、Python2向けのパッケージと、Python3向けのパッケージがあります。「gedit」はPython3で動作するため、ここではPython3向けのパッケージをインストールしています。
Python2向けのパッケージとPython3向けのパッケージは共存できません。
「gedit」のプラグインで利用することと、近い将来Python3へ完全移行することを考えると、Python3向けのパッケージをインストールしておくのが良いです。
また、新規にPythonスクリプトを記述する場合は、必ずPython3で記述しましょう。