Build 17686のWSLに関する変更点
2018年6月6日にリリースされた「Build 17686」の「WSL」に関する変更の紹介です。WSLとは
「WSL」は、「Windows」上でLinuxバイナリーを動作させるための仕組みです。「Windows」上で「Ubuntu」や「openSUSE」などLinux環境を構築し、「Windows」からLinuxの実行ファイルを利用することができます。
「WSL」及びLinuxディストリビューションのインストール方法は、以下を参照してください。
- Ubuntu 16.04をインストールするには
- Ubuntu 18.04をインストールするには
- openSUSE Leap 42をインストールするには
- SUSE Linux Enterprise Server 12をインストールするには
- Kali Linuxをインストールするには
- Debian GNU/Linuxをインストールするには
- Windows Server 2016にUbuntu 16.04をインストールするには
リリースノート
変更点の詳細は、リリースノートを参照してください。今回コンソールに関する変更点はありません。
WSLの機能の改善や変更
「WSL」に関する機能の改善や変更です。1.新規に作成されたリパースポイントの列挙
親ディレクトリー内等に新規に作成されたリパースポイントが確実に列挙されるようになりました。2.DrvFS内でディレクトリーの作成処理がアトミック操作になった
「DrvFS」内で大文字・小文字の区別を行うディレクトリーを作成する時、その処理がアトミック操作で行われるようになりました。WSLの不具合修正
「WSL」に関する不具合の修正です。1.ELFバイナリーが実行できない不具合の修正
一部のELFバイナリーが実行できない不具合が修正されました。これにより改善する問題は、以下を参照してください。
2.過去の絶対時間を指定するとタイマーが発動しない不具合の修正
過去の絶対時間を指定するとタイマーが発動しない不具合が修正されました。これにより改善する問題は、以下を参照してください。