Microarchitectural Data Sampling(MDS)の緩和策はライブパッチ不可
「Linux Kernel」のライブパッチによる「Microarchitectural Data Sampling(MDS)」の緩和策はサポートされません。ライブパッチサービス
「ライブパッチ」は、PCを再起動せずにパッチを「Linux Kernel」に適用し、特定の脆弱性に対応する仕組みです。「Canonical」では、「ライブパッチ」を提供する「Canonical Livepatch Service」を提供しています。
「Canonical Livepatch Service」は、LTSリリースの「Ubuntu」を対象としたサービスです。
「Canonical Livepatch Service」に関する情報は、以下を参考にしてください。
- Canonical、Linux Kernelのライブパッチサービス提供開始・3台のPCまで無料でサービスを利用できる
- Canonical Livepatch Serviceを無料で利用するには
- Ubuntu 14.04でもLinux Kernelのライブパッチサービスが利用可能に
- ログイン時の初期セットアップ・ライブパッチサービスの設定とインストール情報の送信可否
- Linux Kernelのライブパッチが簡単に利用可能に
MDSは対応不可
「ライブパッチ」による「MDS」の対応はサポートされません。これは「MDS」に対応するためのパッチが非常に複雑であること、加えてCPUのマイクロコードのアップデートが必要になるためです。
CPUのマイクロコードをアップデートし、アップデートされたマイクロコードを反映するには、PCの再起動が必要になります。
Linux kernelとマイクロコードのアップデート及びPCの再起動を
すでに「MDS」の緩和策に対応した「Linux kernel」及びマイクロコードのアップデートがリリースされています。「ソフトウェアの更新」を起動し、すべてのソフトウェアをアップデートしてください。
またアップデート完了後に、PCを再起動してください。
- Microarchitectural Data Sampling(MDS)の緩和策に対応したIntel Microcodeのリリース・今すぐアップデートを
- Microarchitectural Data Sampling(MDS)の緩和策や複数の脆弱性に対応したLinux kernelのリリース・今すぐアップデートを