KDE Plasma 6.5 リリース
2025年10月21日、KDE Plasma 6.5 がリリースされました。デスクトップとデザイン
デスクトップとデザインに関する変更点です。ウィンドウの四隅を丸みが帯びたデザインに
Breeze テーマ利用時ウィンドウの下端の二隅のデザインを、丸みを帯びたデザインに変更できるようになりました。これによりウィンドウの四隅を丸みが帯びたデザインに変更できるようになりました。
この設定はシステム設定から変更できます。
グローバルテーマの自動切り替え
時刻に応じてグローバルテーマを自動的に切り替えられるようになりました。例えば日中はライトテーマを適用し、夜間はダークテーマに切り替えることができます。
グローバルテーマの自動切り替え設定は、グローバルテーマの設定から変更できます。
壁紙の自動切り替え
壁紙でも時刻に応じて自動的に好みの壁紙に切り替えられるようになりました。壁紙のスライドショー
壁紙のスライドショーの設定画面では、スライドショーで使用する壁紙の有効・無効を壁紙をクリックすることで切り替えられるようになりました。スライドショーで表示する壁紙はキーボードショートカットキーを利用し、手動で次もしくは前の壁紙に切り替えることも可能です。
オーバービューのグリッドビュー
Wayland 環境では、Super(Windows/Mate)+ G キーで表示されるオーバービューのグリッドビューで、直接仮想デスクトップの位置を並び替えられるようになりました。システム設定やサービス
システム設定やサービスに関する変更点です。描画タブレットのサポート改善
システム設定の描画タブレット設定では、描画タブレットの回転ダイヤルやタッチリングを設定できるようになりました。またカスタムドライバーで管理されているタブレットを設定しようとすると、警告が表示されるようになりました。
加えて描画タブレットが接続されていない場合は、描画タブレット設定が非表示になります。
Flatpak 権限の設定
Flatpak 権限の設定は、アプリケーション権限に統合されました。RDP の機能改善
RDP(Remote Desktop Protocol)によるリモートデスクトップ機能では、クリップボードの共有が可能になりました。またアカウントにシステムに登録されているユーザーアカウントを利用できるようになったため、個別にリモートデスクトップ用のアカウントを手動で作成する必要がなくなりました。
プリンター通知の改善
プリンターのインクやトナーの量が少なくなった時や空になった時に、その旨をユーザーに通知できるようになりました。ログイン画面
ログイン画面から PC をハイバネーション(休止状態)できるようになりました。Wi-Fi と ネットワーク接続
Wi-Fi と ネットワークの設定では、検出されたワイヤレスネットワークが表示されるようになり、そこから直接ワイヤレスネットワークに接続できるようになりました。ゲームコントローラーの情報表示
ゲームコントローラーの設定画面では、ゲームコントローラーに関連する詳しい情報が表示されるようになりました。デバイス接続時の通知
デバイス接続時にデスクトップ通知及び通知音が鳴るようになりました。ウィジェット
ウィジェットに関する変更点です。クリップボードの改善
クリップボードの履歴を取り文字列等のアイテムを再利用可能にする機能では、よく利用するアイテムをピン留めできるようになりました。頻繁に利用する文字列をピン留めしておけば、いつでもすぐにその文字列を利用できます。
Wi-Fi 設定の共有
Wi-Fi ネットワーク設定を QR コードでの共有する機能がありますが、そのネットワーク設定を利用して簡単にネットワークに接続できるよう、パスワードも表示されるようになりました。ネットワークウィジェットの改善
ネットワークウィジェットでネットワークの接続をクリックした時に、他のネットワークで開いているパスワード入力欄を閉じるようになり、誤操作を回避しやすくなりました。またネットワークの状態を説明するメッセージが表示されるようになりました。
デスクトップ通知
システムトレイの通知には、マナーモード中にユーザーが見逃した通知を知らせる通知機能があります。この機能が改善されユーザーが見逃した通知を表示するボタンが追加されました。
音量(ボリューム設定)
音量の調整で最大音量を上げる設定を有効にした時に、100%を超えた音量を長時間利用するとスピーカーの故障に繋がりかねない警告メッセージを表示するようになりました。またシステムがミュートになっている時に音量を変更すると、音声出力に使用するすべてのオーディオデバイスのミュートが解除されるようになりました。
マイクロフォンでは、すべての入力デバイスをミュートできるようになりました。
KRunner
KRunner はアプリケーションの検索や起動、数値単位の変換や計算など、多機能かつキーボード操作を主体にしたランチャーです。ユーザーが入力したキーワードにスペルミスがあっても、そのスペルミスをカバーしながら該当するアプリやアイテムを検索するようになりました。
また検索結果のアイテムの並び順が改善され、また最初の文字の入力から該当するアイテムを検索結果に表示するようになりました。
付箋
付箋では、付箋のサイズを以前よりも更に小さくできるようになりました。また付箋のコンテキストメニューから付箋の背景色を変更でき、背景色に透過を選べば背景がない透明な付箋をデスクトップ上に配置できます。
ページャー
ページャーは仮想デスクトップを切り替えるウィジェットです。Wayland 環境では、ページャー上で直接仮想デスクトップの位置を並び替えられるようになりました。
アクセシビリティー
アクセシビリティーに関する変更点です。スクリーンリーダーの改善
スクリーンリーダーの Orca は Caps Lock の状態変化を読み上げるようになりました。またシステム設定のショートカットや自動起動の設定画面では、ショートカットやアクションの説明が改善されました。
グレースケールカラーフィルター
色覚補正の機能にグレースケールカラーフィルターが導入され、色の彩度を下げたり色を削除できるようになりました。ズーム効果の改善
画面を拡大表示するズーム機能では、ユーザーがテキストボックスに文字を入力した時に、その文字の挿入位置に画面の表示位置を移動するオプションが追加されました。Discover
Discover の変更点です。Discover はアプリのインストールやアップデートなど、アプリを管理するアプリです。
起動時間の短縮
Discover の起動時間が大きく短縮されました。環境によっては起動に時間がかかるケースもありますが、その場合は起動処理の進捗を表示するようになりました。
flatpak+https:// URL のサポート
flatpak+https:// URL がサポートされ、Flathub 上のインストールボタンをクリックした時に Discover が起動し、アプリのインストールを行えるようになりました。ドライバーのインストールサポート
OS がドライバーのインストールをサポートしている場合、Discover 上で利用可能なドライバーを表示し、ドライバーをインストールできるようになりました。絵文字セレクター
絵文字セレクターの変更点です。絵文字セレクターは絵文字の入力を支援するアプリです。
すべての絵文字を表示
絵文字セレクター起動時に、最近使用した絵文字の一覧ページを表示するのではなく、すべての絵文字の一覧ページを表示するようになりました。絵文字の検索
常に絵文字を検索する検索キーワードの入力欄が表示されるようになりました。また絵文字の検索時に、すべての絵文字を対象に絵文字を検索するようになりました。
Spectacle
Spectacle はデスクトップのスクリーンショット及びスクリーンキャプチャーアプリです。ポップアップウィンドウのキャプチャー
ウィンドウをキャプチャーする際、そのウィンドウが生成したポップアップウィンドウもキャプチャー対象に含められるようになりました。HDR と ウィンドウ
HDR(High Dynamic Range)や ウィンドウに関する変更点です。HDR の表示改善
KWin が使用するHDR 使用時のトーンマッピングカーブが調整され、コンテンツ表示がより好ましい表現になりました。Picture-in-Picture プロトコルの試験的なサポート
Wayland の Picture-in-Picture(PiP)プロトコルに試験的に対応しました。将来的に Firefox などのアプリで他のウィンドウの上に表示される PiP ウィンドウを表示できるようになります。






















