Canonical Academy 登場
2025年10月23日、Canonical は Canonical Academy をアナウンスしました。IT は切っても切れない存在
今や IT(情報技術) はインフラの一部として切っても切れない存在です。IT 業界が盛んになってもう何十年も経過しますが、高度になった IT の普及や浸透は IT 業界の枠を超え、自動車業界や家電業界といった他業界や他産業、そして個人の生活に至るまで、世の中に深く浸透しています。
世の中には IT に関わる多くの人達がいますが、IT と一口にいっても様々な分野があり、求められるスキルも多種多様です。
加えて IT の難易度と専門性は日を追うごとに高度になっています。
残念ながら IT の歴史が証明している通り、IT は人間と異なり劣化しません。
性能は向上していく一方です。
人間が追従してくのも大変でしょう。
Canonical Academy
Linux が登場してから何十年も経ち、その歴史の中で Ubuntu が生まれ、Ubuntu は今や Linux の世界を代表する Linux ディストリビューションの一つに成長しました。世界共通の評価基準があるといいよね
開発環境に Ubuntu を選択する開発者も非常に多く、自身のスキルを評価したくなることもあるでしょう。その一方で開発者を目指す初心者が Ubuntu や Linux の入口に立った時に、何から始めればよいか迷うこともあるでしょう。
あるいは企業から見たらスキルが適合している人材なのか、何かしら基準となるモノサシが欲しくなることもあるでしょう。
Canonical Academy が提供します
というわけで Canonical Academy は、Ubuntu/Linux の技術者認定試験と認定資格を通じ、世界共通の評価基準を提供します。試験に合格した方は、Canonical Academy から合格を証明するデジタルバッジを獲得できます。
就職活動でエントリーシートに記述するのも良いですし、企業が資格取得者を紹介してブランド力を高めるのも良いでしょう。
また企業の人材育成にも活用できます。
誰が試験問題を作っているのか
試験問題は高度なオープンソーススキルを有し、Ubuntu を支えている専門のエンジニアによって作成及びメンテナンスされています。試験問題はただ知識を問うだけの問題ではありません。
学習する人が実社会で活用できるよう、試験問題が設計されています。
まずは SysAdmin コースから
最初に利用可能なコースは SysAdmin コースです。SysAdmin コースでは、Ubuntu 及び Linux の実践的かつ専門知識を問う4つの試験で構成されます。
ただ今日提供されている試験は、以下の3種類です。
- Using Linux Terminal(利用可能)
- Using Ubuntu Desktop(ベータ)
- Using Ubuntu Server(ベータ)
もう1つの試験は現在準備中であり、近日中にアナウンスされる予定です。
SysAdmin の合格バッジを取得するには、4つの試験全てで合格する必要があります。
実践的な試験を提供
世の中には様々な資格があります。資格取得は非常に有意義であるものの、試験内容と業務における実践内容に隔たりを感じることもあるでしょう。
試験によってはどうしても対象を幅広くカバーする必要があり、実務と乖離する内容が含まれてしまうのも仕方ありません。
異なるアプローチで試験問題を作成
Canonical Academy ではそのような試験とは異なるアプローチを採用しています。IT の専門家が日々直面する課題に基づいて試験内容が作られています。
SysAdmin コースで受験者は、Linux ターミナルの操作や Ubuntu Desktop の設定、サーバーの管理スキルを実務環境を想定した環境で受験でき、それらのスキルを証明できます。
多忙でも大丈夫
資格の取得に向けた取り組みは、知識・知恵・知見を得ることが目的です。つまり学びのために試験や資格が用意されているわけです。
自分のペースで学習できる
各試験はモジュール化されており、受験者は自分のペースに合わせて試験に望むことができ、包括的なスキル獲得に繋げることができます。また各試験には試験内容に基づく学習ガイドが用意されています。
今後は試験や資格の拡充へ
Canonical Academy はまだ始まったばかりです。現在はベータリリースとなっており、今後は試験や資格の拡充が行われていきます。
現在は Ubuntu 24.04 LTS に基づく試験
現在実施している試験はすべて Ubuntu 24.04 LTS に基づく試験内容になっています。今後2026年9月に次期 LTS リリースの Ubuntu 26.04 LTS に基づく試験が提供される予定です。
今すぐ始めてみよう
上記でも紹介したように SysAdmin コースの Using Linux Terminal なら、今すぐ誰でも始められます。合格点は70点です。
学習ガイド
学習ガイドは以下からアクセスできます。Ubuntu One アカウントが必要
ちなみに受験するには Ubuntu One アカウントが必要になります。受験する際に Ubuntu One アカウントの認証を求められますので、Ubuntu One アカウントを持っていない方は画面の案内に沿ってUbuntu One アカウントを取得してから、試験を受けてください。
受験は有料
受験は有料です。ちなみに現時点での Using Linux Terminal の受験費用は $100 です。
日本円にして約1.5万円程度でしょうか。
本格的な試験環境
試験はアンケートに答えるようなカジュアルな試験ではありません。IT プロフェッショナル向けに設計されていることもあり、試験中はウェブカメラとマイク、画面全体の共有が必要となります。
試験自体はウェブブラウザーを通じて行いますが、常に不正がないか監視されます。
また現在試験でサポートされているウェブブラウザーは Chromium 系のウェブブラウザーであり、Firefox はまだサポートされていません。
試験に必要な準備や注意事項に関しては、以下を参照してください。
