リポジトリー情報の編集
アンロック後、各ソースリストのリポジトリー情報を編集できるようになります。ここでは例として「sample.list」ソースリストを作成し、以下のようにリポジトリーの情報を記述しました。
ソフトウェアソースとリポジトリー情報の関係
ソースエディターに記述したリポジトリーの情報が、ソフトウェアソースにどのように表示されるかみてみます。「ソフトウェアソース」で確認すると、以下のように表示されています。
#Sample 1
deb http://ppa.launchpad.net/my/ubuntu precise main #Sample Deb#Sample 2
deb-src http://ppa.launchpad.net/my/ubuntu precise main #Sample Deb Sourceソフトウェアソースの「タイプ」
「deb」と記述すると、ソフトウェアソースの「タイプ」が「バイナリー」になります。「deb-src 」と記述すると、ソフトウェアソースの「タイプ」が「ソース」になります。
ソフトウェアソースの「URI」
URIはリポジトリーのURIです。ソフトウェアソースの「ディストリビューション」
ディストリビューションは、URIの後ろに記述されたUbuntuの開発コードになります。ソフトウェアソースの「コンポーネント」
コンポーネントは、Ubuntuの開発コードの後ろに記述します。ソフトウェアソースの「コメント」
コメントは、行の一番最後に記述します。「#」以降に記述された内容は、コメントとして扱われます。
リポジトリー情報の追加
リポジトリーの情報を追加します。リポジトリーの情報を編集する前に
必ずバックアップを取るようにしてください。編集内容に整合性がないと、パッケージ管理システムに弊害が発生します。
1.リポジトリー情報の追加
ここでは例として以下のリポジトリー情報を追加します。#Sample3
deb ftp://myftp/my/ubuntu precise main #Sample FTP Deb
2.保存
ツールバーの「保存」ボタンをクリックします。3.ソフトウェアソースの確認
追加したリポジトリーの情報が認識されているか、ソフトウェアソースで確認します。以下のように追加したリポジトリーの情報が表示されています。
追加したリポジトリーを選択して「編集」ボタンをクリックして、詳細を確認します。
以下のように追加したリポジトリーの情報が表示されます。
編集内容を元に戻す
編集中のリポジトリーの情報を、編集前の状態に戻します。一旦保存すると、保存前の状態に戻すことはできません。
保存前の状態に戻すには、バックアップから復元を行います。
1.編集
ここでは例として以下のリポジトリー情報を記述しています。#Sample3
deb ftp://myftp/my/ubuntu precise main #Sample FTP Deb
2.元に戻す
ツールバーの「元に戻す」ボタンをクリックします。3.確認
以下の画面が表示されるので、「はい」ボタンをクリックします。4.完了
リポジトリーの情報が編集前の状態に戻ります。ソースリストの削除
選択されたソースリスト(ファイル)を削除します。この処理は元に戻せませんが、バックアップファイルは残ります。
もし間違って削除してしまった場合は、バックアップファイルから復元してください。