ソースエディター
ソースエディターでは、リポジトリーの情報(ソフトウェアソース)をテキストで直接閲覧・編集することができます。またバックアップの作成や復元も行うことができます。
「システム設定」の「ソースエディタ」ボタンをクリックします。
以下の画面が表示されます。
注意
ソースエディターではリポジトリーの情報を直接編集できますが、不用意に変更するとアプリのインストールやアップデートなどパッケージ管理システムに弊害がでます。よく分からない場合は、閲覧のみに留めリポジトリーの情報は編集しないようにしてください。
またリポジトリーの情報は「ソフトウェアソース」からも変更できます。
通常は「ソフトウェアソース」からリポジトリーの情報を変更すると良いでしょう。
アンロックについて
リポジトリーの情報を編集するには、root権限が必要です。バックアップの作成や復元も同様です。
そのためこの画面表示時は、リポジトリーの情報が編集できないようにロックされています。
リポジトリーの情報を操作するには、アンロックを行う必要があります。
1.ロックの解除
画面右上の「ロック解除」ボタンをクリックします。2.パスワードの入力
以下の画面が表示されるので、管理者ユーザーのパスワードを入力します。3.ロックの解除完了
以下のようにロックが解除され、リポジトリーの情報を編集できるようになります。ソースエディターで表示されるリポジトリーの情報について
ソースエディターで表示されるリポジトリーの情報は、「/etc/apt/sources.list」ファイルと「/etc/apt/sources.list.d」フォルダー内のファイルが対象になります。/etc/apt/sources.list
「/etc/apt/sources.list」ファイルには、Ubuntuのコアとなるリポジトリーの情報が記述されています。「/etc/apt/sources.list」ファイルに記述されるリポジトリーの情報は、「ソフトウェアソース」でいうところの「Ubuntuのソフトウェア」と「他のソフトウェア」の一部(赤枠内)が該当します。
また「ソフトウェアソース」で自分で直接追加したリポジトリーの情報もここに含まれます。
Ubuntuのソフトウェア
他のソフトウェア
/etc/apt/sources.list.d
「/etc/apt/sources.list.d」フォルダー内には主にPPAのリポジトリーの情報が含まれます。リポジトリーごとにファイルが用意されます。
ファイルのフォーマットは、「/etc/apt/sources.list」ファイルと同じです。
対象となるファイルについて
全てのファイルがソースエディターで表示されるわけではありません。ソースエディターが認識するファイルは、ファイルの拡張子が「.list」であるファイルです。
パッケージ管理システムにおいても、 拡張子が「.list」のファイルからリポジトリーの情報を取得します。
UI構成
ソースエディターのUI構成です。1.ソースリストの一覧
「.list」ファイルの一覧です。一覧の表示順は、「/etc/apt/sources.list」ファイルが一番最初に表示され、その後「/etc/apt/sources.list.d」フォルダー内のファイルがアルファベット順に表示されます。
2.リポジトリーの情報
「1.」で選択されたファイルの中身が表示されます。アンロックしている場合は、直接編集が可能です。
3.編集ツールバー
「2.」で表示しているリポジトリー情報の編集ツールバーです。4.バックアップ
バックアップの作成や復元など、バックアップの管理をおこないます。5.「アップデート」ボタン
パッケージインデックスファイルを更新します。「ソフトウェアの更新(アップデートマネージャー)」でアップデートの確認を行うのと同様の動作です。