WSL 0.66.2の新機能と変更点
2022年8月19日にリリースされた「WSL 0.66.2」の新機能と変更点をピックアップします。ストアアプリケーション版WSL
ストアアプリケーション版「WSL」の詳細やインストール方法は、以下を参照してください。リリースノート
リリースノートは以下を参照してください。WSLの機能改善や変更
「WSL」に関する機能改善や変更です。1.セーフモードオプションの追加
「%userprofile%\.wslconfig」に「wsl2.safeMode」オプションが追加されました。このセーフモードオプションはWindowsでいうところのセーフモードと似た概念を提供します。
つまりWSL版セーフモードです。
このオプションを指定することで「WSL」がセーフモードで起動するようになります。
セーフモードで起動した「WSL」は、多くの機能が無効化された状態で起動します。
Linuxディストリビューションが起動・動作しなくなった時など、トラブルシューティングでセーフモードを活用できるでしょう。
[wsl2]
safeMode=true
safeMode=true
2.標準入力・標準出力・標準エラー出力のリレースレッド
「wsl.exe」はstdハンドルがない場合、標準入力、標準出力、標準エラーのリレースレッドを作成しないようになりました。3.WSLgのアップデート
「WSLg」が「WSLg 1.0.42」にアップデートされました。「XWayland」の不具合が修正されています。
4.MSRDCのアップデート
「MSRDC」が「MSRDC 1.2.3401」にアップデートされました。「MSRDC」はリモートデスクトップクライアントです。
5.Direct3Dのアップデート
「WSL(Linux)」向け「Direct3D」が「Direct3D 1.606.4」にアップデートされました。WSLの不具合修正
「WSL」に関する不具合の修正です。1.ウィンドウタイトルを設定しないように修正
「wsl.exe」がウィンドウタイトルを設定しないように修正されました。これにより改善する問題は、以下を参考にしてください。