スリープから復帰に時間がかかる現象
Intel CPU 内蔵 GPU でスリープから復帰に時間がかかる現象が報告されています。発生する現象
Linux kernel 7.0 で PC をスリープから復帰させた際、ディスプレイが映るまでに5秒から10秒程度の時間がかかる現象です。この時 i915 ドライバー(Intel CPU 内蔵 GPU 向けドライバー)で C10 PHY / DPLL の状態復元処理から大量の i915 *ERROR* メッセージが出力されます。
ドライバーは再試行を行い最終的にはエラーから復帰するため、ディスプレイ自体はその後復帰します。
ちなみにスリープの時間が数秒から数分程度と短かった場合エラーは発生せず、このような現象は起きません。
また報告者は起動オプションに以下の設定を行っても、本現象は発生し続けたとのことです。
- i915.enable_psr=0
- i915.enable_dc=0
- i915.enable_fbc=0
ディスプレイオフでも発生する
PC をしばらく操作しなかった時に自動的にディスプレイをオフにする省電力機能があります。ディスプレイがこの省電力機能によりオフになっている状態で復帰させる場合でも、本現象が発生するとのことです。
現象が発生する環境
以下の CPU/GPU で現象が発生すると報告されています。- Arrow Lake
- Meteor Lake
また NixOS 26.05 でも同様の現象が発生し、Linux kernel 7.0.3 や Linux kernel 7.1.0-rc1 でも解消しなかったとの報告もあります。
加えて Linux kernel 6.17 なら本現象が発生しないとの報告もあります。
