Linux Mint 月刊ニュース
Linux Mint 開発チームは Linux Mint 月刊ニュースにて、Linux Mint の開発状況や取り組みを紹介しています。HWE ISO リリース
Linux kernel 7.0 を採用した Linux Mint 22.3 がリリースされました。HWE ISO
HWE ISO は Ubuntu の HWE(Hardware Enablement)の方針に沿ったディスクイメージであり、最新カーネルを搭載しています。Ubuntu Deskitop 24.04 LTS でも HWE の方針に従い、Linux kernel 7.0 が採用されています。
最新ハードウェア向け
HWE ISO は主に最新ハードウェアのサポートを改善するためにリリースされている Linux Mint です。現在利用している Linux Mint が特に問題なく動作しているなら、そのまま今の Linux Mint を利用するのが良いでしょう。
ディスクイメージのダウンロード
HWE ISO は以下からダウンロードできます。環境変数設定機能
システム管理ツールに環境変数の設定機能が追加されました。ソフトウェアの中には環境変数を参照して振る舞いを変更するソフトウェアもあり、そのようなソフトウェアの環境変数の設定に便利な機能でしょう。
システム全体で共有される
この設定画面で設定された環境変数は、システム全体で共有される環境変数です。そのためグラフィカルセッション及びコンソールセッション含むすべてのユーザーセッションで、これらの環境変数は共有されます。
カーネル管理機能
今までカーネル管理機能はアップデートマネージャーに実装されていましたが、このカーネル管理機能がアップデートマネージャーから分離され、システム管理ツールに移されました。Linux Mint でも LMDE でも利用可能
カーネル管理機能は、Linux Mint でも LMDE でも利用可能です。カーネルのシリーズで Linux kernel を選択する
このカーネル管理機能は個別に Linux kernel を選択するのではなく、LTS シリーズや HWE シリーズのように、Linux Mint が提供しているカーネルのシリーズから利用する Linux kernel を選択及び追従できるようになっています。Linux kernel のアップデートはアップデートマネージャーから
ユーザーが追従対象にしたシリーズは、そのシリーズに対応したメタパッケージがインストールされ、そのシリーズに対応した Linux kernel がアップデート対象になります。また Linux kernel のアップデートは、引き続きアップデートマネージャーからアップデートできます。
以前のバージョンの Linux kernel
Linux kernel がアップデートされ新しいバージョンになった時に、即座にアップデート前の Linux kernel が削除されるわけではありません。アップデート以前の Linux kernel も一定数保持できるようになっています。
アップデート後の Linux kernel で何かしら問題が発生した場合は、ブートメニューから以前の Linux kernel を選択し、以前の Linux kernel で Linux Mint を起動できるようになっています。
このカーネル管理機能では、アップデート前の Linux kernel の保持数を指定できるようになっています。
Linux kernel の削除機能と保護機能
追跡対象のシリーズで古くなった Linux kernel は、システムが毎週自動的に削除するようになっています。これに加え、追跡対象になっていないシリーズの Linux kernel も自動削除の対象になります。
自動削除の対象から外したい Linux kernel は保護設定を指定することで、移動削除の対象から外すことができます。
手動削除も可能
ストレージの空き容量を増やしたい時など、以前の Linux kernel を手動で削除することも可能です。カーネルの削除履歴
カーネルの削除履歴も利用可能です。どのバージョンの Linux kernel がいつ削除されたのかを、削除履歴から確認できます。
カスタムカーネルもサポート
Linux Mint が標準で用意していないカスタムカーネルがインストールされた場合、そのカーネルをシリーズとして一覧に加え、そのシリーズを選択できるようになります。例えば OEM カーネルとリアルタイムカーネルをインストールした場合、以下のようになります。
ただしこれらのシリーズは Linux Mint が標準で用意していないシリーズになるため、Linux Mint はどのようにこれらのカーネルのアップデートを管理すれば良いのか分かりません。
そのためこれらのシリーズを追跡対象にする場合、以下のようにユーザーの責任においてアップデートの管理を行う必要があるとの警告メッセージを表示します。
Cinnamon で入力メソッドのサポート改善
Cinnamon で入力メソッドのサポートが改善されました。Fcitx5 の完全サポート
Wayland/X11 上で動作する Cinnamon で Fcitx5 が完全にサポートされました。入力メソッドの設定で Fcitx5 が選択された場合、Cinnamon は ibus-daemon を起動しないようになり、代わりに別の内部的なハンドラーが使用されます。
これによりユーザーは単一のキーボードレイアウトを登録し、キーボードレイアウト以外の処理をすべて Fcitx5 に任せることができます。
つまり日本語キーボードを利用しているユーザーは、ここに日本語のキーボードレイアウトを一つ登録し、後は Fcitx5 で必要な設定を行うことになります。
キーボードレイアウトビューアー
新しいキーボードレイアウトビューアーが搭載されました。このキーボードレイアウトビューアーは、開発が終了した gnome-kbd ビューアーの後継になります。









