GNOME 向けアプリとアップデートの紹介
GNOME 向けアプリとアップデートの紹介です。便宜上 GNOME アプリと表現していますが、多くの GNOME アプリは GNOME 以外の環境でも利用可能です。
ただし GNOME Shell 拡張機能は、GNOME デスクトップでのみ利用可能です。
いくつかピックアップします。
Metamorphosis
Metamorphosis はファイルのメタデータの表示や編集を行うアプリです。JPEG/PNG/HEIC/AVIF/WebP など画像フォーマットに加え、数多くのファイルフォーマットに対応しています。
編集対象の分離
メタデータのカテゴリーごとに編集対象がUI上で分離され、操作性が向上しました。Convey
Convey は Geary から派生したメールクライアントソフトです。Gmail や Yahoo! メール、Outlook.com 含む IMAP サーバーに対応しています。
Microsoft 365 のサポート
Outlook 及び Microsoft 365 アカウントに対応した Microsoft Graph バックエンドが追加されました。サイドバーの機能強化
サイドバーからフォルダーの作成や名前変更、削除が可能になりました。Planify
Planify はタスク管理ツールです。タスクの進捗管理や、セクションやラベルに基づくタスクのスマートな整理、カレンダーによるタスクの日程管理など、タスク管理に必要な機能が備わっています。
Todoist や Nextcloud、CalDAV にも対応しています。
Nextcloud Deck のサポート
Nextcloud Deck がサポートされ、ボードやスタック、カードの双方向の同期が可能になりました。またラベルやボード間でのドラッグ&ドロップ、そしてアーカイブ機能も利用できます。
CalDAV リマインダーの同期
VALARM を通じて Nextcloud/Radicale/Tasks.org/Thunderbird とリマインダーの双方向の同期が可能になりました。生産性の目標設定と活動ヒートマップ
毎日及び毎週の目標を設定し、進捗ウィジェットで達成状況の追跡や8週間分の活動ヒートマップを確認できるようになりました。GNOME オンラインアカウントの検出機能
GNOME オンラインアカウントの検出機能に対応し、既存 Nextcloud/CalDAV アカウントを検出し、サーバーの URL を再入力することなくアカウント情報をインポートできるようになりました。その他機能強化
Today で完了したタスクを確認でき、All Tasks でタスクの並べ替えやフィルタリングが可能になりました。またキーボードによるプロジェクト間の移動やロケールに応じた日付表示、PDF エクスポート機能の改善、自動バックアップの保持機能が利用可能です。
Whisp
Whisp はノートアプリです。Whisp は従来のノートアプリのように、ファイルシステムベースでノートを管理するのではなく、水平にスワイプ可能な仮想空間にノートを配置します。
また Whisp は Markdown にも対応しており、その内容をプレビューする機能も内蔵しています。
他にもノートのピン留め機能や検索機能、ツリー型のリスト表示機能、タグによるノートのフィルタリング機能、グリッドや空白といったノートの背景を選択する機能も備えています。
GNOME 検索機能と統合
GNOME の検索機能に対応し、アプリを起動しなくてもノート全体を検索できるようになりました。キーボードショートカットの改善
キーボードショートカットのカスタマイズ機能がサポートされました。またノートのエクスポート機能にキーボードショートカットを割り当てられるようになりました。
RustConn
RustConn は SSH や RDP、VNC、SPICE、Telnet、Zero Trust といった様々なネットワーク接続に対応したアプリです。非常に多くのネットワーク接続に対応しています。
インポート・エクスポート機能の強化
mRemoteNG/PuTTY/KiTTY から既存の接続設定をインポートできるようになりました。また RDP 接続は標準の.rdpファイルとしてエクスポートできるようになりました。
これにより既存環境からの移行がより簡単になりました。
SSH のサポートの強化
SSH のサポートが強化され、組み込みもしくは外部の Chromium を利用し、SSH ホストを経由してプライベートブラウジングができるようになりました。Web 接続でも踏み台サーバーを経由して Web へアクセスできます。
SSH を使ったネットワーク構成でも、ブラウザーから手軽に目的の環境へアクセスできます。
また SSH セッションでは、sudo/su/doas のプロンプトに対する自動応答にも対応しました。
接続設定の変数機能の強化
接続設定の変数機能が強化され、${…}形式のフィールドで利用できる変数含め、利用可能な変数が追加されました。- 接続時に値を入力できる対話的な値に対応した ASK 変数
- 日付・時刻の組み込みプレースホルダー
- 環境変数のプレースホルダー
これにより接続先やコマンドに応じて変化する値を、設定の中で柔軟に扱えるようになりました。
ターミナル表示の改善
ターミナルではターミナルで使用するカラーが、デスクトップのテーマ設定に追従するようになりました。シェルイベントの監視モード
シェルイベントを監視するモードが追加されました。コマンドの実行が終了すると、タブがその旨を知らせます。
出力フィルター
セッションの出力を表示する前に、ChromaTerm/ccze/pv を通じセッションの出力を出力フィルタリングできるようになりました。RDP のサポート改善
RDP では、FIDO2 パスキーのリダイレクトに対応しました。Night Theme Switcher
Night Theme Switcher は、夜になると自動的にデスクトップをダークモードに切り替える GNOME Shell 拡張機能です。切り替えずにカスタムコマンドの実行も可能です。
機能強化
設定画面が刷新され、アクセントカラーの自動切り替えや位置情報を手動で設定する機能が追加されました。また昼・夜それぞれのデスクトップの外観を視覚的にプレビューできるようになりました。






