最大15年間の延長サポートの提供へ
2025年11月13日、Canonical は Ubuntu LTS のサポート期間を最大15年間に延長するサポート期間の拡大をアナウンスしました。Ubuntu Pro
Ubuntu Pro は Canonical が提供する Ubuntu LTS 向けの商用サポートサービスです。Ubuntu Pro は顧客の要件に応じてコストを抑えつつ最適なサポートサービスを受けられるよう、サポート内容が細やかに分かれています。
ちなみに Ubuntu Pro には個人や小規模事業者向けに最大5台のマシンまで利用可能な無料枠もあります。
無料枠の範囲で利用可能なサポートサービス及びサポート内容は、Ubuntu Pro の内容を確認してください。
ちなみに Ubuntu Pro の対象は LTS リリースの Ubuntu が対象であり、通常リリースの Ubuntu は対象ではないため留意してください。
ESM
上記でも紹介した通り Ubuntu Pro には復数のサポートサービスがあり、その中にサポート期間の延長及びソフトウェアのサポート範囲を拡大する ESM(Expanded Security Maintenance)があります。サポート期間の拡大と延長
ESM を契約すれば、Ubuntu LTS がリリースされてから10年間のサポート期間を得られるサービスと、さらにそこから5年間のサポート期間を延長するサービスを受けられます。標準サポート期間
まず Ubuntu LTS には ESM とは関係なく5年間の標準サポートが提供されます。この標準サポートは Ubuntu のすべてのユーザーが自動的に受けられるサポートサービスですが、Canonical によるソフトウェアのサポート範囲は main リポジトリーに配置されているソフトウェアに限られます。
それ以外のソフトウェアはコミュニティーによるサポートになります。
この標準サポート期間内でも ESM(esm-apps)を契約すれば、ソフトウェアのサポート範囲を universe リポジトリーに配置されているソフトウェアにまで拡大できます。
加えてマシンを再起動するなく Linux kernel の脆弱性に対応したセキュリティーアップデートを適用する Linux Kernel Livepatch サービスも受けられます。
ESM によるサポート期間の延長
次に ESM による5年間のサポート期間の延長があります。この段階で Ubuntu LTS のサポート期間は、その Ubuntu LTS がリリースされてから10年間のサポート期間になります。
加えて ESM にはさらにサポート期間を5年間延長する Legacy add-on サポートサービスがあります。
Legacy add-on サポートサービスも契約することで Ubuntu LTS のサポート期間は、その Ubuntu LTS がリリースされてから15年間になります。
延長の背景
元々 Legacy add-on サポートサービスは2024年に Ubuntu 14.04 LTS 向けに発表されたサポートサービスです。当時 Legacy add-on サポートサービスによるサポート期間の延長は2年間でしたが、このサポート期間の延長が好評であり、業界からサポート期間延長の関心が高まってきていることから、今回のアナウンスにより5年間に拡大されることになりました。



