install コマンド実行時にファイルが破損する問題
eCryptfs 上のボリュームで install コマンド実行時にファイルが破損する問題が報告されています。install コマンド
install コマンドは、ファイルをコピーして配置するためのコマンドです。ファイルをコピーする cp コマンドと似たような機能を持っていますが、install コマンドはファイルのコピーに加え、ソフトウェアの配置に必要なパーミッションの設定など、ソフトウェアの配置を意識した機能も提供しています。
eCryptfs
eCryptfs は暗号化ファイルシステムの一種です。ファイル単位で暗号化する機能を持ち、既存のファイルシステム上にある特定のディレクトリーを暗号化ディレクトリーとして設定し、ユーザーはその暗号化ディレクトリーにあるファイルを復号化するボリュームを経由してファイルにアクセスします。
ファイルが破損する問題
さて eCryptfs で暗号化したファイルを復号化するボリューム上で、以下のように install コマンドを実行すると、正常にファイルがコピーされず、ファイルの内容が切り詰められた状態でコマンドの実行が完了します。
install ./test ./test-install
この問題は GNU 版の coreutils では起きない問題です。
アップストリームでは修正済み
本現象はアップストリームで別件で修正されましたが、Ubuntu が提供しているバージョンではその修正が含まれていません。対応するならバックポートでの対応になるのでしょうか。
