kledgeb UbuntuやLinuxの最新情報を紹介

Ubuntu Boot Repair その23 - カーネルをパージして、最後のカーネルを再インストールを有効にしても、Linuxカーネルが再インストールされない時は

Linuxカーネルが再インストールされない(2013/12/10)

  「Boot Repair」には「カーネルをパージして、最後のカーネルを再インストール」機能があります。


  この機能は、Linux Kernelを一旦削除し再インストールすることで、起動に必要なファイルを「/boot」フォルダー以下に配置する機能です。

  以下の画像は、Linux Kernelの起動に必要なファイルが「/boot」フォルダー以下に配置されている状態です。


  もし「/boot」フォルダー以下にLinux Kernelの起動に必要なファイルが配置されていない場合、以下のような状態になります。


  この状態だと「GRUB2」は起動できますが、Ubuntuは起動できません。

  Linux Kernelの起動に必要なファイルは、Linux Kernelパッケージを再インストールすることで「/boot」フォルダー以下に配置されますが、特定の条件下ではUI上で「カーネルをパージして、最後のカーネルを再インストール」にチェックが入っていてもLinux Kernelパッケージの再インストールが行われません。

  Linux Kernelパッケージの再インストールを行う条件の一つに、「/boot」フォルダー内にLinux Kernelのイメージがすでにあれば、再インストールを行う、という条件があります。

  もし「/boot」フォルダー内にLinux Kernelのイメージが存在しない場合、「/boot」フォルダー内にその条件に合致するダミーのファイルを作成することで、Linux Kernelパッケージの再インストールが行われるようになります。

  当然UI上の「カーネルをパージして、最後のカーネルを再インストール」にチェックが入っている必要があります。

ダミーファイル

  「Boot Repair」は、ファイル名で「/boot」フォルダー内にLinux Kernelのイメージがあるかどうか見ているので、以下のいずれかに該当するファイル名を持つファイルを作成します。

  ファイルの中身は何でも良いです。
  0バイトのファイルでも良いです。

  • ファイル名に「vmlinuz」が含まれる
  • ファイル名に「initrd」が含まれる

  ダミーファイルを作成する

    ここでは例として、ファイル名に「vmlinuz」が含まれるファイルを作成します。  
    事前に「Boot Repair」は終了しておいてください。

    また修復対象のパーティションをマウントしておきます。
    ファイルの作成手段は何でも良いですが、「root」で作業する必要があります。

    ここでは以下のコマンドで「テキストエディター」を起動し、「/boot」フォルダー以下にファイルを作成しました。

sudo -i gedit


    ファイルの中身は何もない空のファイルを作成しました。
    作業は以上で完了です。

    後は起動した「テキストエディター」を終了し、マウントしたパーティションをアンマウントします。

    「Boot Repair」を起動し、必要な修復作業を行ってください。

  bootフォルダーのサクセス権について

    「boot」フォルダーが存在せず自分で作成する場合は、「boot」フォルダーのアクセス権が以下のようになっていることを確認しておきます。


    「boot」フォルダーの作成は、Nautilusを以下のコマンドで「root」で実行すると良いでしょう。

sudo -i nautilus

  修復した後は

    「Boot Repair」で修復した後、作成したダミーファイルは削除しても構いません。

/boot用のパーティションを修復する時は問題ない

  以下のように「別パーティションに/bootを構成」のチェックをオンにして、かつ、「カーネルをパージして、最後のカーネルを再インストール」のチェックをオンにして修復する場合、「別パーティションに/bootを構成」のチェックオンがLinux Kernelパッケージの再インストールの条件の一つになっているため、Linux Kernelパッケージの再インストールが行われるようになります。

  別パーティションに/bootを構成

 

  カーネルをパージして、最後のカーネルを再インストール




Boot Repair
スポンサー
コメント
コメントポリシー
コメントをする前に UbuntuのCode of Conduct(CoC/行動規範) を確認し、CoCに沿ったコメントをお願いします。
コメントの使い方は、コメントの使い方を参照してください。
同一カテゴリーの記事
SNS
人気の記事
  • Ubuntu 26.04 その74 - Chromium 系ブラウザーにより、Qt6 で構築されたアプリがクラッシュする現象
    Qt6 で構築されたアプリがクラッシュする現象 Chromium 系ブラウザーにより、Qt6 で構築されたアプリがクラッシュする現象が報告されています。
  • Ubuntu 24.04 その104 - Ubuntu 26.04 LTS へアップグレードするには・アップグレードの注意事項
    Ubuntu 26.04 LTS へアップグレードするには 現在 Ubuntu 24.04 LTS を利用しているユーザーは、Ubuntu 26.04 LTS へアップグレードできます。
  • Ubuntu 26.10 その35 - RISC-V 向け Ubuntu Desktop 登場
    RISC-V 向け Ubuntu Desktop 登場 Ubuntu Desktop 26.10 では、RISC-V 向けデスクトップイメージがリリースされます。
  • Ubuntu 26.04 その76 - CVE-2026-92392 含む curl の脆弱性22件修正・アップデートを
    curl の脆弱性22件修正 CVE-2026-92392 含む22件の curl の脆弱性に対応したセキュリティーアップデートがリリースされました。
  • Ubuntu 26.10 その38 - Ubuntu 26.10 がリリースされました・ディスクイメージのダウンロード
    Ubuntu 26.10 リリース 2026年10月15日、Ubuntu 26.10 がリリースされました。
  • Ubuntu 26.10 その33 - Ubuntu 26.10 β版がリリースされました・ディスクイメージのダウンロード
    Ubuntu 26.10 β版がリリースされました 2026年10月1日、Ubuntu 26.10 β版 がリリースされました。
  • Ubuntu 26.10 その34 - Ubuntu と Rust に対する取り組み(2026年10月)
    Ubuntu と Rust に対する取り組み 2026年10月1日、Ubuntu と Rust に対する取り組みが以下で紹介されました。
  • Ubuntu 24.04 その103 - Ubuntu 26.04 LTS へアップグレード可能に・2年分の変化が一気にやってくる
    Ubuntu 26.04 LTS へアップグレード可能に 2026年9月29日、Ubuntu 24.04 LTS から Ubuntu 26.04 LTS へアップグレード可能になりました。
  • Linux その440 - uutils coreutils 0.11.0 でコマンド実行時のエラーメッセージを大幅に改良
    コマンド実行時のエラーメッセージを大幅に改良 uutils coreutils 0.11.0 で、コマンド実行時のエラーメッセージが大幅に改良されました。
  • Linux Mint その294 - Linux Mint 27 の開発とリリース方針の変更・アラーム管理アプリの開発
    Linux Mint 月刊ニュース Linux Mint 開発チームは Linux Mint 月刊ニュースにて、Linux Mint の開発状況や取り組みを紹介しています。
記事のピックアップ
オプション