Commentエントリー
短い説明を設定します。ツールチップに表示されるような内容をイメージして下さい。
対象 | 全て |
必須 | 任意 |
値の種類 | ローカライズ文字列(localestring) |
値
これも各種類に応じて、適切な説明を設定します。長い説明はおすすめしません。
種類 | 設定例 |
---|---|
アプリケーション | 「Webサイトを表示します」や「メールを読み書きします」、「テキストファイルを編集します」など、アプリの簡易説明を設定すると良いでしょう。 |
リンク | 「Ubuntuの公式サイトを表示します」や「Ubuntuのブログを表示します」、「よく使うフォルダーへのリンク」などアプリケーション同様に、簡易説明を設定すると良いでしょう。ブックマークの簡易説明をイメージしてもらえれば良いです。 |
ディレクトリー | 「動画編集のアプリ」や「アクションゲーム」などカテゴリーの説明を設定すると良いでしょう。 |
例
Comment=テキストを編集します。Ubuntuでは適当なアプリがなかったため、Kubuntuで設定した例です。
Dolphinでは以下のように「Comment」エントリーの内容を表示します。
Iconエントリー
UI上に表示するアイコンの設定です。対象 | 全て |
必須 | 任意 |
値の種類 | ローカライズ文字列(localestring) |
値
絶対パスとファイル名で指定する方法あります。種類 | 設定例 |
---|---|
絶対パス | アイコンファイルへの絶対パスです。 アイコンファイルは主にPNGが利用されます。 |
ファイル名 | 現在のアイコンテーマ内のファイル名(拡張子なし)です。 一般的には、こちらの指定方法が利用されます。 |
例
例としてFirefoxのデスクトップエントリーに「Icon」エントリーを設定しました。Icon=firefox
Icon=gimp
Hiddenエントリー
このエントリーは、ディレクトリーエントリーやデスクトップエントリーの有効・無効を指定するエントリーです。ディレクトリーエントリーやデスクトップエントリーの管理アプリが、一時的に無効化したい時に利用します。
対象 | 全て |
必須 | 任意 |
値の種類 | 論理値(boolean) |
値
値 | 意味 |
---|---|
true | ディレクトリーエントリーやデスクトップエントリーは無効です。 削除されたものとして扱われます。 |
false | ディレクトリーエントリーやデスクトップエントリーは有効です。 こちらが既定値です。 |
例
例として、Firefoxのデスクトップエントリーに設定しました。Hidden=false
ランチャーに表示されています。ファイルの関連付けの画面にも表示されています。
Hidden=true
ランチャーに表示されません。ファイルの関連付けの画面にも表示されません。
OnlyShowInエントリー
このエントリーで指定したデスクトップ環境でのみ、ランチャーにディレクトリーエントリーやデスクトップエントリーを表示します。特定のデスクトップ環境に依存したディレクトリーエントリーやデスクトップエントリーは、このエントリーを利用するとよいでしょう。
表示されないディレクトリーエントリーやデスクトップエントリーは、 「NoDisplay=true」と同じ扱いになります。
「NotShowIn」エントリーと同時に利用することはできません。
対象 | 全て |
必須 | 任意 |
値の種類 | 文字列のリスト(strings) |
値
以下の中から値を指定します。複数指定可能です。
値 | デスクトップ環境 |
---|---|
GNOME | GNOMEを採用したデスクトップ環境です。 Ubuntu GNOMEが該当します。 Ubuntuは該当しません。 |
KDE | KDEを採用したデスクトップ環境です。 Kubuntuが該当します。 |
LXDE | LXDEを採用したデスクトップ環境です。 Lubuntuが該当します。 |
Unity | Unityを採用したデスクトップ環境です。 Ubuntuが該当します。 |
XFCE | XFCEを採用したデスクトップ環境です。 Xubuntuが該当します。 |
例
OnlyShowIn=Unity;GNOME;OnlyShowIn=Unity
NotShowInエントリー
このエントリーで指定したデスクトップ環境では、ランチャーにディレクトリーエントリーやデスクトップエントリーを表示しません。「OnlyShowIn」エントリーと逆の動作をします。
「OnlyShowIn」エントリーと同時に利用することはできません。
表示されないディレクトリーエントリーやデスクトップエントリーは、 「NoDisplay=true」と同じ扱いになります。
対象 | 全て |
必須 | 任意 |
値の種類 | 文字列のリスト(strings) |
値
以下の中から値を指定します。複数指定可能です。
値 | デスクトップ環境 |
---|---|
GNOME | GNOMEを採用したデスクトップ環境です。 Ubuntu GNOMEが該当します。 Ubuntuは該当しません。 |
KDE | KDEを採用したデスクトップ環境です。 Kubuntuが該当します。 |
LXDE | LXDEを採用したデスクトップ環境です。 Lubuntuが該当します。 |
Unity | Unityを採用したデスクトップ環境です。 Ubuntuが該当します。 |
XFCE | XFCEを採用したデスクトップ環境です。 Xubuntuが該当します。 |
例
NotShowIn=KDE;LXDE;NotShowIn=GNOME