SSHプロトコルを使用して、リモートリポジトリーをクローンする
「SSHプロトコル」を使用して、「リモートリポジトリー」をクローンします。ここでは、予めSSHサーバ及びSSHクライアントのインストールや設定を行っており、ユーザー認証は「ユーザー名 + パスワード」で行います。
SSHの設定に関しては、「Git」で設定するものではないため、省略します。
リモートリポジトリーの指定方法について
「リモートリポジトリー」は、以下の記述で指定します。
ssh://ユーザー名@サーバーのアドレス:ポート番号/リモートリポジトリーのパス
ユーザー名を省略した場合、現在ログインしているユーザー名が使用されます。
サーバーのアドレスは、ホスト名でもIPアドレスでも良いです。
ポート番号を省略した場合は、22が使用されます。
SCPライクな記述も可能
「リモートリポジトリー」の指定に、SCPライクな記述も可能です。以下の記述で指定します。
ユーザー名@サーバーのアドレス:ポート番号/リモートリポジトリーのパス
ユーザー名を省略した場合、現在ログインしているユーザー名が使用されます。
1.ローカルリポジトリーの配置場所
ここでは例として、「~/ドキュメント/git」フォルダー内に「myCloneProject」フォルダーを作成してもらい、「myCloneProject」フォルダー内にリポジトリーをクローンします。2.カレントディレクトリーの移動
「端末」を起動し、カレントディレクトリーを「~/ドキュメント/git」に移動します。3.コマンドの実行
「リモートリポジトリー」をクローンします。コマンドの説明は、「リモートリポジトリーをクローンするコマンドの説明」を参考にしてください。
ここでは、以下のコマンドを実行します。
git clone ssh://ubuntu@192.168.56.10/~/git/mySharedProject myCloneProject
4.パスワードの入力
サーバーにログインするユーザーのパスワードを入力します。5.コマンドの実行結果
以下のように、「リモートリポジトリー」がクローンされます。6.フォルダーの確認
「Nautilus」を起動し「~/ドキュメント/git」フォルダーを見ると、以下のように「myCloneProject」フォルダーが作成されています。7.myCloneProjectフォルダーの確認
「myCloneProject」フォルダーを開くと、クローンされたリポジトリーが配置されています。「.git」フォルダーが、「Gitディレクトリー」です。
「myCloneProject」フォルダーが、「ワーキングディレクトリー」です。
それ以外のファイルは、チェックアウトされたプロジェクトのファイルです。