ワーキングディレクトリーにあるファイルの状態を、ショートフォーマットで表示する
ワーキングディレクトリーにあるファイルの状態を、ショートフォーマットで表示します。ショートフォーマットでは、ロングフォーマットと異なり、各ファイルごとに状態が表示されます。
1.ワーキングディレクトリーの確認
「ワーキングディレクトリー」内のファイルは、以下のようになっています。2.コマンドの実行
コマンドのオプションは、以下のオプションを指定します。ショートオプション | ロングオプション |
---|---|
-s | --short |
「端末」から、以下のコマンドを実行します。
コマンドの詳細は、「ワーキングディレクトリーにあるファイルの状態を表示するコマンドの説明」を参考にしてください。
ポイントは、赤字の箇所です。
git status --short
3.コマンドの実行結果
以下のように、「ワーキングディレクトリー」にあるファイルの状態が表示されます。ショートフォーマットの見方
ショートフォーマットの見方です。1行毎に、ファイルの状態とファイル名が表示されます。
各行のフォーマットは、以下のようになります。
ステージングエリアの ファイルの状態 |
ワーキングディレクトリーの ファイルの状態 |
ファイル名 |
ステージングエリアのファイルの状態
「ステージングエリア」のファイルの状態が表示されます。ファイルの状態は、アルファベットで表現されます。
また、緑色の文字で表示されます。
ここに状態が表示されているファイルが、コミットでスナップショットに反映されるファイルです。
ステージングエリアの ファイルの状態 |
概要 |
---|---|
M | 編集されたファイルは、ステージエリアに追加されている。 |
A | ファイルはステージエリアに追加されている。 新規に追加したファイルである。 |
D | ファイルはステージエリアから削除されている。 |
R | ファイルはファイル名が変更されている |
? | ファイルはトラッキングされていない。 |
! | ファイルはgitignoreによって無視されている。 |
ワーキングディレクトリーのファイルの状態
「ワーキングディレクトリー」のファイルの状態が表示されます。 ファイルの状態は、アルファベットで表現されます。また、赤色の文字で表示されます。
ワーキングディレクトリーの ファイルの状態 |
概要 |
---|---|
M | ワーキングディレクトリーにあるファイルは編集されている。 |
D | ファイルはワーキングディレクトリーから削除されている。 |
? | ファイルはトラッキングされていない。 |
! | ファイルはgitignoreによって無視されている。 |
ファイルの状態の組み合わせ
「ステージングエリア」のファイルの状態と「ワーキングディレクトリー」のファイルの状態の組み合わせで見ると、以下のようになります。ステージングエリアの ファイルの状態 |
ワーキングディレクトリーの ファイルの状態 |
概要 |
---|---|---|
M | M | ワーキングディレクトリーにあるファイルは編集されているが、ステージエリアに追加したファイルと中身が異なっている。 |
M | D | ワーキングディレクトリーからファイルは削除されているが、ステージエリアに編集したファイルが追加されている。 |
A | M | ワーキングディレクトリーにあるファイルは編集されているが、ステージエリアに新規追加したファイルと中身が異なっている。 |
A | D | ワーキングディレクトリーからファイルは削除されているが、ステージエリアにはファイルが新規追加されている。 |
D | M | ワーキングディレクトリーからファイルは削除されていないが、ステージエリアからはファイルが削除されている。 |
R | M | ワーキングディレクトリーにあるファイルは編集されているが、ステージエリアにあるファイル名を変更したファイルと中身が異なっている。 |
R | D | ワーキングディレクトリーからファイルは削除されているが、ステージエリアにはファイル名を変更したファイルが追加されている。 |
? | ? | ファイルはトラッキングされていない。 |
! | ! | ファイルはgitignoreによって無視されている。 |