kledgeb UbuntuやLinuxの最新情報を紹介

Ubuntu Git その382 - インタラクティブモードで、重複しているコミットオブジェクトでも新規にコミットオブジェクトを生成し、リベースを行う(git rebase)

インタラクティブモードで、重複しているコミットオブジェクトでも新規にコミットオブジェクトを生成し、リベースを行う

  「インタラクティブモード」では、重複しているコミットオブジェクトでも新規にコミットオブジェクトを生成し、リベースを行うことができます。

  非インタラクティブモードで--no-ffオプションを指定した場合

    非インタラクティブモードで「--no-ff」オプションを指定した場合、「--force-rebase」オプションと同じ動作になります。

    「--force-rebase」は、「リベースを行う必要がない時でも、強制的にリベースを行う」を参考にしてください。

  1.ブランチの確認

    現在のブランチ構成を確認すると、以下のようになっています。
    現在のブランチは、「fix」ブランチであることが分かります。
    同様に、「HEAD」は「fix」ブランチを指していることが分かります。


  2.ブランチの構成

    現在のブランチの構成を図にすると、以下のようになっています。


    ここでは例として、「Commit2」から「fix」ブランチまでの「コミットオブジェクト」を「Commit1」にリベースします。

    リベース対象の「コミットオブジェクト」は、以下のようになります。

コミットオブジェクト コミットオブジェクトの識別子
Commit2 1435f6869ab8390855ad33f52c641c1e0d93c1b2
Commit3 acb648c5ac895850a1b0c7735f6f7c66eb8d199f
Commit4 7d394d33236d396f4d5939f522e51c94cc2c5c73
Commit5 06885221ebbc3a49bc6a695b01807e0edf0f1943

    「Commit1」の識別子は、「2537d065f4f34d5c75093e1091a0ddcd4681c5fe」です。

--no-ffオプションを指定せずリベースしてみる

  比較のため、まずは「--no-ff」オプションを指定せずリベースしてみます。

  3.コマンドの実行

    「端末」から、以下のコマンドを実行します。
    コマンドの詳細は、「ファイルの変更内容を異なるブランチに結合するコマンドの説明」を参考にしてください。

git rebase --verbose --interactive 2537


  4.todoリストの編集

    以下のようにテキストエディターが起動し、「todoリスト」が表示されます。


    「todoリスト」の編集が終わったら、ファイルを上書き保存して、テキストエディターを終了します。

  5.リベースの実行

     以下のように「todoリスト」の記述内容に従って、リベースが行われます。


  6.ブランチの確認

    現在のブランチ構成を確認すると、以下のようになっています。
    「fix」ブランチが指す「コミットオブジェクト」の識別子が、「1.」と同じです。


  7.ブランチの構成

    現在のブランチの構成を図にすると、以下のようになっています。


    「2.」と同じです。

--no-ffオプションを指定してリベースする

  次に「--no-ff」オプションを指定してリベースします。

  3.コマンドの実行

    コマンドのオプションは、以下のオプションを指定します。

ショートオプション ロングオプション
-i --interactive
ー --no-ff

    「端末」から、以下のコマンドを実行します。
    コマンドの詳細は、以下を参考にしてください。

  • ファイルの変更内容を異なるブランチに結合するコマンドの説明
  • 対話的にリベースを行うインタラクティブモードとは

    ポイントは、赤字の箇所です。

git rebase --verbose --interactive --no-ff 2537


  4.todoリストの編集

    以下のようにテキストエディターが起動し、「todoリスト」が表示されます。


    「todoリスト」の編集が終わったら、ファイルを上書き保存して、テキストエディターを終了します。

  5.リベースの実行

     以下のように「todoリスト」の記述内容に従って、リベースが行われます。


  6.ブランチの確認

    現在のブランチ構成を確認すると、以下のようになっています。
    「fix」ブランチが指す「コミットオブジェクト」の識別子が、「1.」と異なっています。


  7.ブランチの構成

    現在のブランチの構成を図にすると、以下のようになっています。


    「Commit2」の変更内容を元に、「Commit2’」が新規に生成されています。
    「Commit3」の変更内容を元に、「Commit3’」が新規に生成されています。
    「Commit4」の変更内容を元に、「Commit4’」が新規に生成されています。
    「Commit5」の変更内容を元に、「Commit5’」が新規に生成されています。


Git
スポンサー
コメント
コメントポリシー
コメントをする前に UbuntuのCode of Conduct(CoC/行動規範) を確認し、CoCに沿ったコメントをお願いします。
コメントの使い方は、コメントの使い方を参照してください。
同一カテゴリーの記事
SNS
人気の記事
  • Ubuntu 22.04 その120 - UbuntuのブートローダーをBoot Repairで修復するには・Ubuntuが起動しないトラブルを解決
    UbuntuのブートローダーをBoot Repairで修復するには 「Boot Repair」はOSのブートローダーに起因するOSが起動しない問題を簡単に解決してくれるアプリです。
  • Ubuntu 22.04 その95 - ディスプレイサーバーを切り替えるには・XorgとWayland
    ディスプレイサーバーを切り替えるには 「Ubuntu」はデフォルトで2種類のディスプレイサーバーを提供しています。
  • Ubuntu 24.04 その70 - Ubuntu 24.04.4 LTS のリリーススケジュール
    Ubuntu 24.04.4 LTS のリリーススケジュール Ubuntu 24.04.4 LTS のリリーススケジュールを紹介します。
  • Ubuntu 22.04 その79 - 画面ロックの有効・無効を設定するには・画面ロック時の設定をカスタマイズするには
    画面ロックの有効・無効を設定するには 一定時間ユーザーによる操作がない時に、自動的に画面をロックしパスワードで保護したり、画面をブランク状態にできます。
  • Ubuntu 26.04 その9 - Ubuntu Desktop 26.04 LTS の開発方針・プリインストールアプリの変更やソフトウェア管理の一元化など
    Ubuntu Desktop 26.04 LTS の開発方針 2025年11月26日、Ubuntu Desktop 26.04 LTS の開発方針がアナウンスされました。
  • Ubuntu 22.04 その98 - 入力ソースとキーボートレイアウトと日本語入力のカスタマイズ
    入力ソースとキーボートレイアウトと日本語入力 「Ubuntu」ではユーザーが利用しているキーボードレイアウトや日本語入力のカスタマイズが可能です。
  • Ubuntu nano その5 - 文字列を検索する
    文字列を検索する(Where Is)   文字列の検索は、部分一致と正規表現による検索が可能です。 検索の開始始点   現在カーソルのある位置から検索を行います。   もし、テキストの最後まで検索して文字が見つからない場合、   nanoはテキストの先頭から検索...
  • VirtualBox その125 - ゲストOSのUbuntuにLinux Guest Additionsをインストールするには
    ゲストOSのUbuntuにLinux Guest Additionsをインストールするには 仮想マシンにインストールしたゲストOSの「Ubuntu」に、「Linux Guest Additions」をインストールする方法です。
  • Ubuntu 22.04 LTSのインストール その5 - UEFI環境でパーティションの作成と構成 〜 ブートローダーのインストール先の選択
    UEFI環境でパーティションの作成と構成を行う UEFI環境でパーティションの作成と構成を行います。
  • Ubuntu 22.04 その99 - 日本語入力(Mozc)の設定をカスタマイズして作業効率を上げよう
    日本語入力(Mozc)の設定をカスタマイズするには 「Ubuntu」では日本語入力に「Mozc」を採用しています。
記事のピックアップ
オプション