コミットメッセージを指定して、コミットを行う
「コミットメッセージ」を指定して、コミットを行います。1.ブランチの確認
現在のブランチ構成を確認すると、以下のようになっています。現在のブランチは、「master」ブランチであることが分かります。
同様に、「HEAD」は「master」ブランチを指していることが分かります。
2.ブランチの構成
現在のブランチの構成を図にすると、以下のようになっています。
3.ワーキングディレクトリーの状態
「ワーキングディレクトリー」の状態を確認すると、以下のようになっています。
4.コマンドの実行
コマンドのオプションは、以下のオプションを指定します。| ショートオプション | ロングオプション | オプションの値 |
|---|---|---|
| -m | --message= | コミットメッセージ |
「端末」から、以下のコマンドを実行します。
コマンドの詳細は、「スナップショットを生成するコマンドの説明」を参考にしてください。
ポイントは、赤字の箇所です。
git commit --message='Add config files'
5.コマンドの実行結果
以下のように、コミットが行われます。
6.ブランチの確認
現在のブランチ構成を確認すると、以下のようになっています。「master」ブランチが指す「コミットオブジェクト」の識別子が、「1.」と異なっています。
7.ブランチの構成
現在のブランチの構成を図にすると、以下のようになっています。
8.ワーキングディレクトリーの状態
「ワーキングディレクトリー」の状態を確認すると、以下のようになっています。
9.コミットログの確認
「Commit6」のコミットログを確認すると、「Commit6」の「コミットメッセージ」にオプションで指定した内容が反映されています。
複数のオプションを指定可能
複数のオプションを指定して、複数の文章を「コミットメッセージ」に反映することも可能です。複数のオプションを指定した場合、オプションの記述順に文章が結合されます。
また、文章を結合する際、自動的に文章間に空白行が追加されます。
1.コマンドの実行
「端末」から、以下のコマンドを実行します。コマンドの詳細は、「スナップショットを生成するコマンドの説明」を参考にしてください。
ポイントは、赤字の箇所です。
git commit --message='Add config files' --message='Add new config files for templates.' --message='These config files are useful for expert users.'
2.コミットログの確認
コミットログを確認すると、「コミットメッセージ」にオプションで指定した文章が結合され、反映されています。
複数行のコミットメッセージを指定するには
一度に複数行のコミットメッセージを指定することも可能です。1.コマンドの実行
「端末」から、以下のコマンドを実行します。コマンドの詳細は、「スナップショットを生成するコマンドの説明」を参考にしてください。
ポイントは、赤字の箇所です。
git commit --message='Add config files
2.コミットメッセージの入力
ここで「エンター」キーを押すと、以下のように引き続き「コミットメッセージ」が入力できるようになります。
改行したければ、「エンター」キーを押します。
「コミットメッセージ」を入力し終えたら文章の最後に「'」を入力し、「エンター」キーを押します。
これで入力した複数行の「コミットメッセージ」が反映されます。
3.コミットログの確認
コミットログを確認すると、「コミットメッセージ」にオプションで指定した文章が反映されています。
