BIOSのPCにUbuntu 16.04をインストールする(タイムゾーンの設定 〜 Ubuntuの起動)
BIOSで起動するPCにUbuntu 16.04をインストールします。「BIOSのPCにUbuntu 16.04をインストールする(パーティションの作成 〜 ブートローダーの設定)」の続きです。
10.タイムゾーンの設定
以下の画面が表示されるので、タイムゾーンの設定を行います。既定で「Tokyo」になっているはずですので、そのまま「続ける」ボタンをクリックします。
もし海外に住んでいる場合、その地域を地図上から選択し該当する地域名を設定してください。
11.キーボードレイアウトの選択
キーボードレイアウト(キー配列)の選択を行います。左側のリストから言語や地域等を選択し、右側のリストから該当するキーボードレイアウトを選択します。
ここでは例として、日本語キーボードを利用しているため「日本語 - 日本語(OADG 109A)」を選択しました。
キーボードレイアウトを選択したら「続ける」ボタンをクリックします。
12.ユーザーアカウント
ユーザーアカウントの設定を行います。あなたの名前
ユーザーのフルネームを入力します。インストール後に、設定を変更することができます。
コンピューターの名前
PCのホスト名を入力します。PCのホスト名は、ネットワーク上で表示されるPCの名前です。
英数字及び一部記号が利用できます。
ユーザー名の入力
ユーザー名を入力します。こちらは「あなたの名前」と異なり、Ubuntuがユーザーを一意に識別するIDになります。
入力できる文字は、英数字と一部の記号のみです。
パスワードの入力
ユーザーのパスワードを入力します。ログインする時などに利用されます。
インストール後に、設定を変更することができます。
パスワードの確認
確認のため、「パスワードの入力」で入力したパスワードと同じパスワードを入力します。自動的にログインする
このオプションを選択すると、ここで作成したユーザーで自動的にログインします。パスワードの入力も省略されます。
インストール後に、設定を変更することができます。
ログイン時にパスワードを要求する
このオプションを選択すると、ログイン画面を表示しユーザーの選択及びパスワードの入力を求めます。インストール後に、設定を変更することができます。
ホームフォルダを暗号化する
ユーザーのホームフォルダを暗号化します。よく分からない場合は使用に注意してください。
ユーザーアカウントの設定例
ここでは例として、以下のように設定しました。設定内容に問題がなければ、各項目の右側にチェックマークが表示されます。
設定したら「続ける」ボタンをクリックします。
13.インストール開始
これで入力が必要な作業は終わりです。あとはインストールが完了するのを待つだけです。
スライドショーが表示されるので、初めてUbuntuに触れる人は見ておくとよいでしょう。
左右に表示される矢印アイコンをクリックすると、別のスライドが表示されます。
14.インストール完了
インストールが無事完了すると、以下の画面が表示されます。「今すぐ再起動する」ボタンをクリックして、PCを再起動します。
PC再起動後、またライブメディアからUbuntuが起動しないように注意してください。
またOSの起動順序をBIOSで設定できる場合、BIOS画面でブートローダーを選択したHDDの優先順位が上になっているか確認してください。
15.起動するOSの選択
PC再起動すると、環境によっては以下のようにブートメニューが表示されます。もしブートメニューが表示された場合は、「Ubuntu」を選択して「エンター」キーを押します。
16.ログイン
自動ログインを有効にしていない場合、ログイン画面が表示されます。16-1.ユーザーの選択
「12.ユーザーアカウント」で設定した「あなたの名前」を選択します。デフォルトで選択されています。
16-2.パスワードの入力
ユーザーのパスワードを入力します。「12.ユーザーアカウント」で設定した「パスワードの入力」を入力します。
パスワードを入力したら「エンター」キーを押すか、右側の矢印アイコンをクリックします。
注意
「NumLock」キーがオフになっているので、パスワードに数値を入力する時はテンキーからの入力に注意してください。事前に「NumLock」キーをオンにしておくとよいでしょう。
17.デスクトップ画面の表示
無事何事もなければ、以下のようにデスクトップ画面が表示されます。以上でUbuntuのインストールは完了です!