ネットワークの状況の表示
ルーティングテーブルや現在通信を行なっているポートの情報等を調べることができます。経路テーブル情報
ルーティングテーブルの情報です。ルーティングテーブルには、
IPアドレスの宛先によりどのネットワークインターフェース(ホスト)へ
IPパケットを送信すればよいのかリスト形式で情報が格納されています。
「経路テーブル情報」を選択して「Netstat」ボタンをクリックすると、
ルーティング情報の一覧を表示します。
ルーティングは自動で設定されますが、
ネットワークに接続できない時に調べてみるとよいでしょう。
送信先
送信先のIPアドレスです。0.0.0.0
デフォルトの設定です。どの送信先にも当てはまらないIPパケットは、この設定に従いルーティングされます。
デフォルトルート、デフォルトゲートウェイと呼ばれます。
169.254.0.0
リンクローカルアドレスです。fe80::
リンクローカルアドレスです。::
未割り当てのアドレスです。ホストの初期化時に利用されます。
::1
ループバックアドレスです。ff00::
マルチキャストアドレスです。ゲートウェイ
このホストにIPパケットが送られます。0.0.0.0/::
パケットの宛先が自分で直接と通信できる場合、ルーティングする必要がありません。
その場合はこのような表記になります。
ネットマスク
サブネットマスク/プレフィックスです。インターフェース
送信先のネットワークインターフェースです。利用可能なネットワークサービス
現在利用しているプロトコルやポート、及びその状態を表示します。プロトコル
プロトコルです。IP-ソース
サービスを利用しているホストのIPアドレスです。ポート/サービス
TCP/UDPのポート番号やサービスの名称が表示されます。状態
サービスの状態です。プロトコル(サービス)により表示される内容が変わりますが、主なものを取り上げます。
ESTABLISHED
接続状態です。LISTEN
接続を待っている状態です。SYN_SENT
接続中です。SYN_RECV
接続要求を受けています。CLOSED
接続は閉じています。マルチキャストの情報
マルチキャストの情報です。普段気にすることは殆ど無いでしょう。
マルチキャストは複数のホストに対してIPパケットを送信できます。
この時、無差別に全てのホストに送るのではなく、
特定のグループに属するホストに対して送信します。
従ってIPパケットの宛先アドレスには、グループのアドレスを指定します。
この画面では、ホストが属しているグループの情報が表示されます。