グループの管理
1つのグループには複数のユーザーが所属できます。またユーザーは、複数のグループに所属することができます。
この「グループ」という単位でアクセス権(パーミッション)を設定し、
適切なユーザー群にのみアクセスを許可する方法はよく利用されます。
グループの管理は「グループ設定」の画面で行います。
グループ設定画面を表示する
「ユーザーの設定」画面の「グループの管理」ボタンをクリックします。以下のように「グループ設定」画面が表示されます。
左側のリストに現在登録されているグループの一覧が表示されます。
グループを追加する
新規にグループを作成します。「追加」ボタンをクリックします。
「新しいグループ」画面が表示されるので、新規グループの設定を行います。
グループ名
グループの名称です。グループ名で使用できる文字は、小文字と数値です。
グループID
グループのIDです。既存のグループとかぶらない数値を指定します。
通常は自動でIDを割り振ってくれるのでそのままでOKですが、
IDは使い回されるので以前削除したグループと同じIDを割り振る際は注意が必要です。(後述)
グループのメンバ
このグループに属するユーザーにチェックを入れます。後から変更可能です。
設定を行ったら、「OK」ボタンをクリックします。
以下のようにグループが追加されています。
Nautilusでも新しく作成したグループが指定可能になっています。
Nautilusで新しく作成したグループが表示されないときは、
ログインしているユーザーがそのグループに属していません。
自分が属しているグループのみ設定可能です。
グループの設定を変更する
グループに属するユーザーやグループのIDを変更できます。設定を変更したいグループを選択し、「プロパティ」ボタンをクリックします。
以下のようにグループの設定を変更することができます。
グループを削除する
既存のグループを作成します。見慣れないグループがたくさんありますが、
システムやそれに準ずるソフトがグループを作成しています。
従って、自分が知らない・使っていないグループだからといって削除してしまうと、
不都合が起きるので注意しましょう。
削除したいグループを選択し、「削除」ボタンをクリックします。
本当に削除しても良いか確認画面が表示されるので、
間違っていなければ「削除」ボタンをクリックします。
削除したグループがファイルのアクセス権に設定されていた場合
グループの追加で「mygroup」グループを追加し、ファイルのアクセス権「グループ」に「mygroup」を設定しました。
この状態で「mygroup」グループを削除しても、ファイルのグループは変更されません。
グループIDは使い回されるため、
その後新しいグループを作成すると削除したグループと同じIDが割り振られることがあります。
そのIDでグループを作成すると、
ファイルには新しく作成したグループの権限が適用されることになります。
自分で作成するグループのIDは自分で管理しておきましょう。