Nautilusスクリプトの一覧(その2)
Ubuntu Tweakが提供しているNautilusスクリプトの一覧です。Nautilusスクリプトは全部で25種類あります。
その2で紹介するのは、以下の7種類です。
- Home にコピー
- Home にリンク
- Home に移動
- PDF を圧縮
- hardlinkを作成...
- お気に入りのテキストエディタで開く
- お気に入りのテキストエディタで開く (root権限)
Home にコピー
選択されたファイルやフォルダーを、ホームフォルダー(~)にコピーします。1.アイテムの選択
ホームフォルダーにコピーしたいファイルやフォルダーを選択し、スクリプトメニューから「Homeにコピー」をクリックします。2.コピー
選択されたファイルやフォルダーがホームフォルダーにコピーされます。コピー先に同名のファイルがあると処理が中断されます。
「Desktop にコピー」の「Desktop にコピー すでに同名のファイルが存在する場合」を参照してください。
Home にリンク
選択されたファイルやフォルダーのソフトリンクを、ホームフォルダー(~)に作成します。ソフトリンクは絶対パスのソフトリンクです。
1.アイテムの選択
ホームフォルダーにリンクを作成したいファイルやフォルダーを選択し、スクリプトメニューから「Homeにリンク」をクリックします。2.リンク作成
選択されたファイルやフォルダーのソフトリンクがホームフォルダーに作成されます。リンクの作成先に同名のファイルがあると処理が中断されます。
「Desktop にコピー」の「Desktop にコピー すでに同名のファイルが存在する場合」を参照してください。
Home に移動
選択されたファイルやフォルダーを、ホームフォルダー(~)に移動します。1.アイテムの選択
ホームフォルダーに移動したいファイルやフォルダーを選択し、スクリプトメニューから「Homeに移動」をクリックします。2.移動
選択されたファイルやフォルダーがホームフォルダーに移動されます。選択されたファイルやフォルダーは移動元からなくなっています。
移動先に同名のファイルがあると処理が中断されます。
「Desktop にコピー」の「Desktop にコピー すでに同名のファイルが存在する場合」を参照してください。
PDF を圧縮
選択されたPDFを最適化し、ファイルサイズを調整します。このスクリプトは「gs」コマンドを利用しています。
PDF内の画像に対する最適化です。
1.PDFファイルの選択
最適化したいPDFファイルを選択し、スクリプトメニューから「PDFを圧縮」をクリックします。複数のファイルを選択することはできません。
2.最適化レベルの選択
以下の画面が表示されるので、最適化レベルを選択します。Default
標準の品質です。「-dPDFSETTINGS=/default」オプションが指定されます。
Screen-view only
最も品質が落ちますが、ファイルサイズは削減されます。画像は72dpiで処理されます。
印刷は行わず、PCのディスプレイで閲覧する場合に利用するとよいでしょう。
「-dPDFSETTINGS=/screen」オプションが指定されます。
Low Quality
「Screen-view only」よりも品質は上がります。画像は150dpiで処理されます。
「-dPDFSETTINGS=/ebook」オプションが指定されます。
High Quality
画像は300dpiで処理されます。「-dPDFSETTINGS=/printer」オプションが指定されます。
High Quality(Color Preserving)
画像は300dpiで処理されます。最も品質が良くなります。
「-dPDFSETTINGS=/prepress」オプションが指定されます。
3.保存先とファイル名の指定
以下の画面が表示されるので、保存先とファイル名を入力します。4.完了
処理が完了すると、以下のように通知が表示されます。Nautilusで見ると、新しくPDFファイルが作成されています。
hardlinkを作成...
選択されたファイルのハードリンクを作成します。フォルダーのハードリンクは作成できません。
1.ファイルの選択
ハードリンクを作成したいファイルを選択し、スクリプトメニューから「hardlinkを作成...」をクリックします。2.作成先の選択
ハードリンクの作成先フォルダーを選択し、「開く」ボタンをクリックします。3.作成
以下のように指定されたフォルダー内にハードリンクが作成されます。お気に入りのテキストエディタで開く
選択されたファイルをお気に入りのテキストエディターで開きます。お気に入りのテキストエディターとは、MIMEタイプ 「text/plain」に関連付けられているアプリの事です。
標準ではgeditになります。
1.ファイルの選択
テキストエディターで開きたいファイルを選択し、スクリプトメニューから「お気に入りのテキストエディタで開く」をクリックします。複数のファイルは選択できません。
2.テキストエディターの起動
以下のようにテキストエディターでファイルが開かれます。お気に入りのテキストエディタで開く (root権限)
選択されたファイルをお気に入りのテキストエディターで開きます。お気に入りのテキストエディターとは、MIMEタイプ 「text/plain」に関連付けられているアプリの事です。
標準ではgeditになります。
こちらはrootユーザーで開きます。
システムの設定ファイルを編集する際に便利でしょう。
1.ファイルの選択
テキストエディターで開きたいファイルを選択し、スクリプトメニューから「お気に入りのテキストエディタで開く (root権限)」をクリックします。複数のファイルは選択できません。